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神戸阪神歴史探訪

六甲周辺にまつわる歴史学の泰斗、田辺眞人先生の近著。神文書院2005.11.3発行
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 産経新聞で好評連載された「神戸時空散歩」をまとめた一冊。 神戸編を田辺先生、阪神編を尼崎市地域研究史料館の辻川敦さんが執筆、地域の歴史的エピソードを満載にした楽しい本だ。
(近畿二府四県+福井県版にウィークリーで連載。H15.6~H16.10)
 まだ読んでいる途中なのだが、先日有馬三山へ行ったとき少し話題になった「湯槽谷山」のネーミングについての記述があったので内容を要約しメモ代わりに書いておく。
 有馬温泉は、「湯泉神社」の縁起によれば、山中を歩いていた大己貴(おおなむち)命と少彦名命が三羽のカラスが水浴びをして傷を癒やすのを見てその薬効に気付いたのがはじまりだとか。少彦名は大阪人にはおなじみの医薬の神様、大己貴は立山山頂で「大汝」として祀られている山の神である。
 万葉の昔から知られていた温泉だが、災害のために何度か衰退し、奈良時代に再興したのが行基さん。伊丹の昆陽池を築造中だった行基さんが薬師如来の導きによって有馬温泉を再興した際に、木を切り出して湯舟を作った場所が「湯槽谷」と名づけられたとか。せやから温泉寺の前に三羽のカラスと行基さんがいてはるんか~。
 「船坂」も、後の鎌倉時代に熊野権現のお告げで有馬復興を行った仁西が湯舟を作ったことにちなむらしい。ちょっと遠くないか?と思うけど大きなお世話?
 ちなみに、このお二人の木像が温泉寺に祀られており、正月二日の「入湯式」にはおでましになるそうである。

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