美術館の遠足
「美術館の遠足」は、藤本由紀夫さんによるサウンドオブジェ、サウンドインスタレーション、ワークショップ等で構成された一日だけの展覧会。
1997年から始まって、年に1度、1日だけ、10回シリーズ10年計画の「展覧会」の最終回がまさに今日。クライミングツアーが延期になったおかげでタナボタ鑑賞。
“美術館は「芸術作品が展示されるための空間」ではなく「芸術を体験する空間」”という位置付けで、さまざまな仕掛けが施してある。
ふだんは入れない収蔵庫とか茶室とかアトリエとか、はては展示スペースまでがオープンになっており、鑑賞者は好きなように美術館探索を楽しむ。天井裏のダクトとか、石膏オブジェの塊の奥とか、妙なところに音源が仕込まれていたり、ふだんは閉ざされている扉が開かれていて、「えっ?こんなところに通じてるの?」って迷路で遊ぶような楽しみもあったり。
美術館の遠足 10/10 2006.5.27
藤本由起夫×西宮市大谷記念美術館
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