「調和の幻想」
半年以上前から、山岳同人カルパッチョ、同人ルーデンスの皆さんと瑞牆山での合同クライミングの計画が温められてきて、この週末にようやく念願かなって催行となった。瑞牆と言えばクラック・・・ジャミングが全くできなかった私は、不動岩の校長先生ことM本先生に弟子入りし、半年かけてずいぶんクラックの練習をしてきて、手ごろなサイズのハンドジャムならなんとなく(ちょっと怪しいけど)決まるような感じにはなっていたものの、歯が立つようなルートではなかった。
マルチピッチの名ルートである「調和の幻想」。
1P目5.9、2P目5.8、3P目5.8、4P目10a、5P目5.7、とトポには書いてある。が、恐ろしく難しくて、とてもじゃないがヒトケタとは思えない。クラックおそるべし…
特に、最終ピッチのワイドクラックときたら、全く手も足も出ず。何をどうしたらいいのか途方にくれてしまった。クラックは奥が深い。
が、花崗岩なのでフリクションはとてもよくて、上から吊ってもらっているのをいいことに、これまで経験のないスケールの登攀を楽しませていただいた。何から何までお世話になったカルパッチョ&ルーデンスの皆さんには本当に感謝。 彼等の素晴らしいクライミングを目の当たりにできただけでも貴重な経験だったとつくづく思う。今回は、少し前から履き伸ばしをしていたマッドロックの「フレンジーレース」を持って行った。このシューズはソールが割としっかりしているので、クラックに突っ込んでも足が痛くないし、かかりがとてもいい。トゥもかっちりしているので、立ち込みも安心。一日履いていてちょっと小指が死にそうになったけど、今まで履いていたどの靴よりお気に入りだ。
それにしても、両膝&両肘は打ち身と擦り傷だらけ、全身乳酸漬の筋肉痛・・・それがちょっとうれしかったりするあたり、かなりヘンなヤツではあると思う。
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