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遭難対策訓練in百丈岩

遭対委員会、指導委員会合同での訓練に参加させていただく。
午前中は、アンカーのスリンギング、潅木を使ったアンカー構築、レイジング(引き上げ)のシステム、背負い搬送等の基本技術の確認。
3034 コレは潅木にスリングをかけてイワシを切って、アンカーにする方法。
知ってるはずのことばかりなのに、忘れてる忘れてる・・・




午後は2班に分かれて、それぞれマルチピッチでのレスキューを想定して実地訓練。私の班は、壁の途中で動けなくなっている事故者のところへディスタンスブレーキングでアプローチ、壁下までロワリングして、縦走路までさらに2ピッチを背負いで下ろすという設定。
吊り下ろされて要救助者を取り込みに行く役をやらせてもらうが、要救を自分のハーネスのビレイループにタイインして介助しながら下ろされるって筋書きなんだけど、テンションをかけたとたん設定したルートから横っ飛びにふっ飛ばされて肝を冷す・・こえぇ~・・・ロープが岩に擦れてズリズリ音立ててるし・・・

074 こんなところを吊り下ろされました・・・。
メインのブレーキングロープと、レスキュアー(私)、要救のバックアップのビレイ用で3本のロープを使用。
いくら3本あっても、全部が擦れてズリズリ音がしてるとやっぱりコワいですぅ・・
吊られてるだけでなすすべは何もないし。できることは“祈る”だけ?







0610220081 ソータイ部屋の親方によると、「訓練だから安全なところで・・、と言って低いところでカタチだけやってみるというケースが多いが、実際の現場でやってみないとわからないことが多いし、それでは力にならない」とのこと。確かに・・。
バックアップを万全にした上で、実践的にやってみることは本当に大切だと感じた。
「バックアップのビレイは張らなくていい」と言われてたけど、要救をタイインしてテンションする時には、思わず「バックアップ、張って~っ!!」と思い切り絶叫してしまった・・・だってバックアップロープがあり得ないくらいたるんでて、もしも荷重したらグランドフォール確実だったんだもん・・。

0610220006_1 Sen州山岳会のARI永さん・・神様級のビレイを披露。荷重かかりまくりでハリガネみたいになってるロープなのに、感動するほど完璧なビレイ。
テイクもしつつ、ソフトに止めつつ、もちろん余裕を持って綺麗にコントロール。
ううう、カッコイイ・・
コレはフォール後にテイクしている瞬間。

握力がない上、反射神経も鈍いために結果的にソフトなビレイになる私(一応かつて“ATCの女神様”と呼ばれたこともあるんだけど)なんかとは天と地ほど違う・・。


親方から「フンドシかける」とか「○○タマビレイ」とか、目新しいけどヤバいネーミングの技術をいろいろ教えていただく・・・
しっかしどうしてそういうネーミングをするかな、群馬さん。

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