ラッペルバックアップ
ここ数年、ラッペルには軽量化のためにビレイデバイスを兼用していた私だが、最近またエイト環がこっそり復活してたりして・・。デバイスはナイロンスリングでエクステンションし、ラペルデバイスの下側に短めの6mmスリングによるオートブロックでバックアップ、というのがMy定番スタイルだが、今回教わったのは、そのバックアップをクリップしているハーネスのビレイループにセットしたビナにラッペルロープを通しておく、というもの。
下側ロープを折り返せば強い制動が得られるので、振り分け懸垂などで要救を片手で介助しながらってシチュエーションでも折り返したままグリップすれば片手で下りられる。しかも手を離せばオートブロックが効いてそのまま停止でき、仮固定も容易。テルさんはオートブロックには40cmのソウンスリングを使用しておられた。←バックアップのフリクションノットを1ターンさせたラッペルロープと一緒にグリップする。
また、途中停止の際の仮固定だが、ミュールノットで固定する方法が7~8年前から推奨されていたが、都岳連では「巻きつけ」が復活しているらしい。ミュールは習得しにくい人もいるし、巻きつける方がてっとり早くて確実、というのがその理由。「ミュールによる仮固定がダメ」ということではなくて、素早くできる人はそれで別にいいけど、巻き付けでも充分だ、という結論に達したらしい。
ただし、いずれにしても途中停止で作業をする場合は末端でバックアップを取ることを忘れずに・・・
←下側ロープでFigure 8 on a bightを作り、ビレイループにクリップ。
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