アバランチビーコン
来週末の雪上訓練山行に向けて装備出しも済み、どうにか確定した計画書を富山県警宛に投函。ようやくパーティとしての準備が完了・・。
ビーコンをまだ持っていない新人さん達のために参加しない方々にお願いして貸してもらうことにし、フォックスハンティング用に1台余分に手配。
当会ではオルトボックスのF1フォーカスを使ってる人が多いんだけど、デジタルモデルのM1、M2を使ってる人も。
慣れるとアナログの方が使いやすいって人は少なくないと思うけど、初めて使う人でも即使えるデジタルは悪くないと思う。
私はここ数年、マムートのバリフォックスを使ってるんだけど、コンパクトだしアナログ・デジタルのデュアルだし、割とお気に入り。こいつがさらに進化して、この冬発売されるバリフォックス2007バージョン“パルスバリフォックス”は世界最強のアバランチビーコン!?だなんて風評も聞こえてくるけど、お値段の方も最強で、61,950円・・・
私のはバッテリーケースに不具合があってうまく開閉しないんで、「コレ、不良品やんっ!」ってゴネて新しいのに替えて・・くれないだろうな。3年も経ってたら。
ところで、うちの会で「ビーコンがあっても助からないから意味がない」って言い放った人がいるらしいけど。雪の中に完全埋没したら出られるのは次の2つの場合だけです。
①誰かに掘り出してもらう
②雪融けの時
生きてるうちに掘り出してもらうにはビーコンは必須。ビーコンもつけずに埋まってるようなやつは「手間をかけやがって」とアバランチプローブでつつきまくられる・・じゃなくて、よほど悪運が強くない限り、息してる間にはまず掘り出してもらえません。
他の機種で気になるのは、ピープスのDSP。でも57,750円とバリフォックスに次ぐ高値なので、もう少しコスパを考慮、なら40000円ちょいのトラッカーDTSがオススメかも。貸してもらって少し使ってみたことがあるんだけど、使い勝手がいい印象がある。
いずれにしても高価な装備なので、よく検討して購入し、使い方にも習熟してからタノシイ雪山へ行きましょう~。
左:マムート バリフォックスOPTO 3000
送信/最低200時間(通常300時間)
感知距離/通常約60m
サイズ/108×68×25mm
重量/170g(単4乾電池3本含む)
右:オルトボックス m2
送信/約300時間(受信約40時間)
感知距離/80mまで
サイズ/145×62×25mm
重量/310g(単3乾電池2本、ストラップ含む)
バリフォックスは最大感知距離でオルトボックスに負けてるけど、実際はどうなんだろう・・・(実測すると表示スペックよりかなり短い機種が多いと聞いている)。
(2007.1.31追記)Mammut Pulse Barryvoxについて
基本的な性能の特徴は、
①360度の方向表示
②7名までの埋没者を識別する。
③同じ機種の埋没者の場合、生体反応を識別して、生存者から優先して捜索できる。
④同じ機種の場合、他の捜索者が捜索している埋没者を識別できる。つまりは誰も探していない埋没者を優先して捜索できる。
⑤もちろん発見した埋没者は切り離しが可能で、切り離したと言う情報は、他の同じ機種の捜索者にも伝わる
ただし、③の「生体反応・・」については、日本の電波法の関係で機能をブロックした状態で輸入されている。
そのため、「パルスバリフォックス」という名称だけどその機能はない・・という矛盾した状態。
ハミックスさんのサイトを参照のこと。
★後日記:2007年11月22日/2007年2月に発表された新機種に関するコラムをUPしました。
ココ!をクリック!
| 固定リンク
コメント