“狂い咲き”考
紫紺野牡丹が咲いていた。日本での一般的な花期は初夏(5~6月)と秋(10~11月)。
花期を外れて咲くと“狂い咲き”などと言うが、ブナおじさんはいつも「人間は勝手に狂い咲きとか言うけれど、植物には植物の都合があるんだ。それを狂っているなどと言うべきではない」と仰る。確かに、いろんな“都合”があるんだろう・・・
けど、日本には四季があり、季節に特有のいろいろな現象がある。花が咲いたり芽が出たり、紅葉したりというのはだいたい時期が固定されているのが普通だ。私のオツムは極めてリベラル(いーかげん、とも言う)だから、“普通”がよくてそうじゃないものが悪いなどとはカケラも思っちゃーいないが、自然の変化に関してズレが多発することに対しては不安を覚える。
ところで・・・、秋の花粉症が治らないうちに正月が過ぎた。山裾の陽だまりではスミレが咲き始めていると聞くし、このままスギも開花を始めて、春の花粉症に移行しちゃうんだろうか。何だか狂ってない・・?ってーか迷惑な話だ・・・
紫紺野牡丹(シコンノボタン)
ブラジル原産、ノボタン科ティボウキナ属の常緑半低木。雄しべと葯がクモの足を思わせることから別名「スパイダーフラワー」。花言葉は「平静」。
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