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体重減の原因@遠藤ガイド

先日、遠藤晴行氏の著書「雪山登山」を読んでみたんだけど、実は一番おもしろかったのが各項に添えられているコラム。
0701270001わけてもおもしろかった第3章“雪山の食糧”のコラムでは、著者がエベレスト遠征に行ったときに、体重が10kg減ったというエピソードを紹介している。
エクスペディションでの厳しい登攀だから減って当然なんだけど、酷使していたはずの大腿部の筋肉まで落ちたという。その原因について、名古屋の高山研究所・原真所長から教わった、として書いておられるのは・・・
心拍数が120を越える作業閾値では体脂肪は燃焼せず、炭水化物とたんぱく質が消費される。充分な炭水化物が食事で補給されていない場合、体脂肪ではなく筋肉が分解されてエネルギーに変わるんだそうだ。そして、筋肉を分解するにあたって有毒な窒素化合物が生成され、これを分解するために腎臓に負担がかかるらしい。
昨年夏に、ちょっとハードな山行後のカラダの変化について「ゾウ足と筋肉溶解」ってコラムを書いたが、それはまさにそういうコトだったんだ・・・(でも私の下半身は燃えませんでしたっ!泣!←だから、脂肪は燃えないんだってば!)
いくら体重を減らすと有利であっても、筋肉が減ったのではまるで逆効果だ。栄養摂取はカラダを酷使する人にとっては重要な問題、よーく考えないとね・・

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