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『硫黄島からの手紙』

クリント・イーストウッド監督の硫黄島2部作第2弾『硫黄島からの手紙』を観たが・・・。
Iojma 戦争ってものの、“あまりにケタ外れな浪費”(人命も、資源も・・)と、“超絶の馬鹿さ加減”にぐったりしてしまった。
人類はけっこうバカなイキモノだ。


←集団狂気の気味悪さをリアルに表現(中村獅童)。

極端に彩度が抑えられた映像。草木すら生えていない殺伐とした硫黄島の風景。この作品が描く世界はそんなビジュアルの中で、戦場というものの不条理をとても巧みに描きだしているんだろうと思う。作品の出来に文句をつけるつもりはこれっぽっちもないが、いくさのための武器やら兵器やらを作り出すエネルギーを、違う方面に発揮していたらきっと人類はもっと違う進化を遂げていただろうななどと、的外れなことを考えながら観た。
B_nishi

←“バロン西”(伊原剛志)は唯一カッコいいキャラだった・・・

上映終了後、後ろにいた客が「むごいことやねぇ」と言いながら疲れた足取りで席を後にしたが、私はむごいとか悲しいとかかわいそうとか、劇中人物に対する感情は全く湧かなかった。ただただ、“不条理”に対する漠然とした怒りのようなものを感じていた。でも、たぶん、それが監督の意図するところなのではないか、って気がしている。

先日、『散るぞ悲しき』を読んで、当時の硫黄島が持っていた意味だとか、栗林中将の置かれていた立場だとかを多少予備知識として持っていたために、細部に微妙な違和感がなくもなかったけれど・・・

Kuribayashi001 ←少々違和感あるけど、渡辺謙はいい味出してた。栗林中将は、も少しインテリっぽいキャラだろーって思ってたけど、微妙な表情とかを見ると「ラストサムライ」とは完全に違うキャラになっているのがわかる・・・

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