里は春・・
早月尾根下部の、雪が消えた直後の斜面にはマンサクが咲き始めている・・地面で最も目立っているのはイワウチワ。たくさん群生して咲いていて、とても美しい。
イワウチワは、イワウメ科の多年草で、ギザギザのある花びらがなんとも可憐な雰囲気だ。
花色は白に近いうすピンクからかなり濃いものまでいろいろあって、半分開きかけくらいの楚々とした姿が魅惑的。少し標高が下がると、カタクリも姿を見せ始める。
イワウチワよりは少し低いところに分布していて、これも大群落を作る。
イワウチワは半日陰くらいの場所が好きみたいなんだけど、カタクリは陽の当たる斜面が好きみたいだ。松尾平周辺にはコブシがたくさん咲いていた。
この花は、清々しい山の春を代表する存在かもしれない。
六甲山で見るタムシバとは、背景が異なるせいか、なんとなく違った雰囲気。山の雪と妍を競うかのようなピュアな白がとても印象的だった。 さらに下って、松尾平の下部まで行くと、白花のイカリソウを発見・・
ヘロヘロなのにカメラを構えてしまうほどの魅力ある花。
メギ科の植物で、乾燥させたものは疲労回復や強壮に効く生薬として用いられてきたそうだ。今、疲労の極致なんですけど・・
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