« 法善寺横丁へ・・ | トップページ | 暑いんだけど、ナゼかちゃんこ? »

渓流紀行

山口出身のアートディレクター、80キロもあるよな巨漢にして釣師。
Photo_144 奥の深谷の滝でガケから落ちて「背中が痛い!」と思ったら夢から醒めて、でもそれは胆石症の発作の始まりで、結局手術をするハメに陥って胆石を取った。で、ついで?に「丹石」という雅号をつけたというユニークな人。
渓流釣り歴20余年、写真歴30余年、渓流魚のイラスト描いて15年(1997年の発行当時)という著者が、長年撮り溜めた美しい写真と、自ら描いたさかなのイラストで綴る京滋界隈の沢を紹介した一冊。
沢登りのコースガイドには登場しないような沢がたくさん取り上げられていて、釣りをたしなまない沢ヤにも楽しい本だ。オナジミのヘク谷や明王谷にイワナがいるとは、全く知らなかった・・魚影を見たことすらないんですけど。

そう言えばヘク谷の地名の由来がエピソードとして紹介されていた。
むかし、叡山僧侶の修業道場をひらくためにお坊さんたちがやってきて、滝がぎょうさんある険しい沢を探していたそうな。ちょうどよさそうな沢を見つけて、滝の数を数えながら登っていったら、蓬莱山の小女郎池までの間に立派な滝が10あった。で、下りながらまた数えてみたら、7、8、9・・「ひとつ、足らん・・」。
あくる日また来て数えたら、登りでは10あるのに下りでは9・・「おかしな沢やな。減った九滝・・」「減った九滝」がなまって「ヘク谷」 ・・・って、ホンマかいな?

0705220001『渓流紀行 ―京都・滋賀の釣り―  』
 水野丹石 著
 京都新聞社 刊
 1997年8月 初版発行

由良川源流にもイワナやアマゴがいるそうな・・
釣れんかったなぁ・・まぁ極にゃみ的には樹の枝を釣ってただけだけど・・

|

« 法善寺横丁へ・・ | トップページ | 暑いんだけど、ナゼかちゃんこ? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 渓流紀行:

« 法善寺横丁へ・・ | トップページ | 暑いんだけど、ナゼかちゃんこ? »