グッドガール!シンシア
宝塚在住の木村佳友さんと“介助犬シンシア”のエピソードを童話形式で新聞に連載したものを絵本にまとめた一冊。突然の事故で車椅子生活となった木村さんが、初めはペットとして飼いはじめたラブラドール犬。その後、身の回りの世話をする介助犬として訓練し、重い障害を背負ってしまった木村さんが絶望の淵から再起して、コンピュータプログラマーとして社会復帰するのを支えたパートナーである。
目の不自由な人のサポートをする「盲導犬」は知られていても、「介助犬」の存在はまだまだ認知されているとは言えず、宝塚市では「シンシアのまち・宝塚」を宣言して(実は5年以上前のコトなんだが・・。今日ブチっと髪を切りに行ったときにちらっと見た週刊誌に関連記事が紹介されてたもんで・・)、認知アップや普及に取り組んできた。昨年春に毎日放送のドラマスペシャル『シンシア~介助犬誕生ものがたり』が放映されたり、絵本が発行されるなど、少しずつだが認知度が高まってきている。
★童話絵本「介助犬シンシアの物語」 ~Good Girl! Cynthia~
大和書房 刊
毎日新聞大阪本社 編(文:寺田操 絵:太田朋)
1500円(本体価格)
※印税の一部は、毎日新聞社会事業団「シンシア基金」に寄付され、介助犬の育成・普及に役立てられます。
著者の寺田操さんは神戸生まれ、宝塚在住の詩人。絵を担当したのは、宝塚生まれ、神戸在住の太田朋さん。とてもやさしいタッチのすてきな絵本に仕上がっています。機会があればぜひ一度手に取ってみてください。
※このコラムの画像は、宝塚市教育委員会、毎日新聞社、アシスタントドッグ育成普及委員会によって制作され、宝塚市で無償配布されているものです。
ところで・・シンシアは昨年春に亡くなって、現在は弟分の“エルモ”くんがお役目を引き継いでいるんだけど、アシスタントドッグには基本的に英語で指示を出すらしい。言語的に簡単明瞭だから?だそうだ。で、ほめてあげるときに雌のわんこなら「グッドガール!」、雄のわんこなら「グッドボーイ!」ってなるらしいんだけど・・晩年のシンシアは人間の年齢に換算すると70歳代って感じ?でもほめるときは「グッドガール」なんだね・・?
「グッドドッグ!」じゃダメなんだろうか・・?これ、素朴な疑問。
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