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講演会

あ、これ撮ったの「写真撮影はご遠慮ください」ってアナウンスが流れる前だし・・
0706220005って、イキナリいいワケで始めるなよ。

今日は、関西電力さん主催の「環境月間シンポジウム」。作家の椎名誠さんの講演と、椎名さんと片山右京さんの対談、ってんでコレは行かなきゃ!と。
椎名さんのお話で印象的だったのは、
「恵まれすぎているものは見えない」ということ。ネパールの人々は星空に関心がないらしい。南洋の漁労民はサンゴ礁に関心がないらしい。モンゴルの遊牧民は花に関心がないらしい。旅人には感動的なものであっても、そこに暮らす人々にとっては“フツー”にそこにあるものだから。ネパールの降るような星空も、南洋の美しいサンゴ礁も、モンゴルに咲き乱れるお花畑も、ありがたがるのはそれが日常ではない異邦人だから。
系列が違うけど、“親の愛”とかもそーだね・・親に限らないけど、なくして初めてそのありがたさに気づくんだよな。学習しろよー・・にゃみさん~・・

それはさておき、水に恵まれすぎている日本人。水の大切さ、ありがたさに気づかなければならない局面に来ている・・と。
そして、モノを書いて伝える仕事をしている者として、次世代にどう伝えていくのかということが重要なテーマだと話された。

片山右京さんは「Co2をバンバン撒き散らして走ってたんですよね」と司会者に話を振られてたけど、最近ではてんぷら油の廃油を使ったリサイクル燃料でパリダカにチャレンジして完走したり、ソーラーカーでシルクロードを走ったりという試みをされているらしい。
発展途上の国へ行くと、町を走る車の大半が日本車の中古車だったりするそうで、「世界一の技術力を持った国であるならば、責任がある」と。途上国において環境保全への配慮が不足していることに対して非難したり攻撃したりするのではなく、技術提供をするなり、地球全体で考えた行動が必要であろう、と。右京さんの見識、凄いです。

カミカゼ右京さんの話で面白いなと思ったのは、「初めて車を運転したときから上手く乗りこなすことができた。馬も同じで、初めて乗ったときから普通に乗れた」という話。運動神経とかってレベルじゃなくて、“勘”の問題なんだろうな。でも、馬を駆って走っているときには「男の本能が沸き立つような気がする」そうだ。へぇぇ。

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