播州山崎花菖蒲園へ・・
播州・山崎にある、花菖蒲園へ。ただ今ちょうど多くの品種が咲き揃った見頃を迎え、平日ながらなかなかの人出である。
色とりどりの花菖蒲が100万本・・。品種ごとに植えられていて、斜面一面が美しいグラデーションに。極にゃみ的には、ハナショウブとアヤメとカキツバタがどうしても区別できないんだけど・・乾地にはえるのがアヤメ、湿地がカキツバタ、その中間がハナショウブ、らしい。ハナショウブは自生種の「ノハナショウブ」を品種改良したもので、園芸植物としての栽培歴は300年だそうだ。
日本では古くから園芸を愛好する歴史があり、さまざまな品種改良種が生み出されてきたのだとか。
園内には、ほかにスイセン、ツツジ、シャクナゲなどが植えられ、春中楽しめるようだ。ランチは特製のお弁当。うど、イタドリ、ワラビ、タケノコ・・などの天ぷらと田楽、具沢山の炊き込みご飯。そして播州名産のそうめんを使った“にゅうめん”。
この施設はNPOが運営しており、地元の奥様方が集まって料理を作っておられるみたい。手作りの美味しいお弁当だった。ホントの目的地は園の隣にある『山崎伝統園芸植物研究所』だったんだけど、撮影禁止だったので・・替わりに道端に咲いてたササユリ。
園芸というのは古くからある日本の文化の一つで、世界的に見てもずば抜けて高度な技術によって育成されてきた稀少な品種がたくさんあるそうだ。しかし、自然種でないという理由で保護対象にはならず、現在絶滅の危機にあるものも少なくないとか。そういった品種を保護育成するために設立された施設で現在、2000種以上の珍しい植物が保護育成されているそうである。今回は特別な見学会だったが、今後定期的に一般募集による見学会を開催する方向で準備を進めているそうである。
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