『登山時報』7月号
先日の全山遭で編集長のK嶋さんから最新号をいただいた。労山さんが発行しているマンスリーの機関紙で、44ページと程よいボリューム。カラーページも多く、親しみやすい紙面構成だ。
巻頭は志水哲也さんの新連載「日本の幻の滝」の第1回目で、知床の美しい滝が写真入りで紹介されている。
記事の中で特に興味深かったのは、企画“中高年登山者の身体トラブル-「ランク制」の有効性”。山本正嘉氏・西谷広大氏による記事だ。
「ランク制」というのは、リーダー会で各人の体力評価を行い、それに見合ったレベルの山に登るというシステムだそうで、六甲山でもよくみかけるあの西宮のM昭山の会さんの事例・・
この調査によると、M昭さんでは、一般と比較して平均年齢も高く経験年数も少ないにも関わらず、トラブル発生率が明らかに少ないという。
また、登山者の体力調査による分析も併せて掲載されており、面白かった。「行く山のレベルを現在より落とさなければならない登山者が多く、事故を回避するには今以上に体力を向上させたり、無理のない歩き方を工夫する必要がある」と結ばれている。
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