『本の雑誌』9月号
椎名誠さんが出している「本の雑誌」9月号・・
〈特集〉エンタメ・ノンフの秋! の中で、先日来マイブームの黒田薫さん『焚き火の焚きつけ』が話題に上っている。面白いので該当部分を抜粋・・(←クリックで拡大)
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杉江/~略~ 山屋を引退して、渓流沢登り釣り師になってる人が初めて出した本。
東/どこの出版社?
杉江/つり人社。山の本ってみんな真面目に書くでしょ。この人はちょっといかれてて、下らない短歌とかを混ぜながら書いている。要はダジャレおやじなんですけど。
東/「4時間の地獄の道を天国へふわふわ歩く騙されし吾」何これ?
杉江/「生八ツ橋つまむ君の写真きっと送るよコネチカットへ」。
青/まったく自由律だ(笑)。
杉江/わけがわからないんだけど面白い。「焚き火の焚きつけ」ってタイトルも、要はこんなものは焚きつけにして燃やしてくれってことなんですよ。で、最後のページで自分が焚きつけになった写真を載せてる(笑)。山の本でこんなバカはなかなかいないですよ。
高野/おー、それは読みたいな。
★「本の雑誌 2007年9月号」 〈特集〉エンタメ・ノンフの秋!
青 大将 東 えりか 高野 秀行 杉江 由次
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「ちょっといかれてて」「こんなバカはなかなかいないですよ」って、コレ最高のホメ言葉。山屋的に死ぬほど面白いと思ってたけど、「わけがわかんないけど面白い」って、ワケわかんない人まで面白がらせるってスゴイな~。
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