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『山のこぼれ話』

奥秩父の山と、爬虫類・両生類などに造詣の深い著者が、山の生0709120001き物や地名、歴史などを織り交ぜて綴ったエッセイ。
取り上げられている地域が、たまたま先日の瑞牆ツアーで通った辺りを含んでおり、笹子峠とか大月とか見覚えのある地名が散見されたこともあって興味深く読んだ。
狼や蛇が畏怖されながらも神格視されてきたというような民俗学的なテーマも多く、面白い一冊だった。
前書きに『この「山のこぼれ話」は、かつて登山の行き帰りに山里の長老の家に招じられ、炉端を囲んで聞いた「山がたり」の現代版のつもりです。」とある。ただ単に駆け抜けるように山を歩き、登った数だけにこだわるような登山スタイルではなく、そこに暮らしている生き物に目を向けたり、地名に込められた意味や地域固有の歴史に関心を向けたりする“より豊かな山登りの楽しみ”のようなものを語っておられるように感じた。

『山のこぼれ話』
関本快哉 著
㈱大日本絵画 刊
1997年7月 初版発行

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