フリクションノット回収「Kシステム」
研修会レポートその③
若干効きが悪くなるけど、手が届かないところからでもフリクションノットが回収できるので便利な「Kシステム」。
先端に結びコブを作ったアクセサリーコードを挟み込んでクレムハイストなどのフリクションノットをセット。下からコードを引くと、先端の結びコブに引っ張られてフリクションノットも下りてくる・・という仕組み。ラペリングで結び目を通過する必要があるような場合に便利だ。考案者の山岳ガイド・勝野惇司さんのイニシャルから「Kシステム」と呼ばれているそうである。
以前は、結び目の通過には、フリクションノットにカラビナをかけて、別のアクセサリーコードによるムンターミュールを組み合わせ・・・てたけど、フリクションノットとビナ一枚は残置せざるを得なかった。これを使えばシステムがシンプルだし、全部回収できるからいいと思う・・・でも、フリクションノットは確実に効きを確かめてから荷重しようねぇ。コワいから。
★研修会レポートその他
その①:長さ調整ができるアルパインクイックドロー
その②:ビレイデバイス考
その④:ポロネ
その⑤:デイジーチェーンの破断実験
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