熊野の岩峰群「石ヤ塔」
熊野ツアー二日目は、池郷川中流にあるクラックの聖地「石ヤ塔」へ。6級のゴルジュで知られる池郷川の左岸にある“石ヤ塔”。奇怪な姿で屹立する岩峰群で構成された、日本離れした景観を呈するエリアだ。
1991年から大阪の「同人ルーデンス(当時:ルーデンスアルパインクラブ)」のメンバーによって開拓が始まり、以後クラックを主体とした豪快なマルチルートがいくつも拓かれている。池郷林道から転げ落ちるような急斜面を下り、対岸をしばらく遡って取り付くのだが、極にゃみ的には「アプローチがすでに核心」。
それにしても恐ろしいほどの高低差・・・
第一岩峰のピークから見下ろすと池郷川の河床はまるで奈落の底のようだ・・第一岩峰「ノーマルルート」のチムニー。
マツモト先生はあーっと言う間に登ってしまわれた。Ⅳ+、行ってみる?トンデモナイ・・コワそうなのでご遠慮。
その後「ヒラニアガルバ」へ行くつもりがナゼか「Stoned」へ。極にゃみ的には下向きのフレークでミシン踏みながらトラバースしたり、クラックに半身入り込んでもがいたり・・。オールフォローでジタバタしながらも楽しく登らせていただいた。
「クラックはニガテ・・」という先入観があったが、へぼモードながら改めて「クライミングってホントにクリエイティブで楽し~」と思ったにゃみにゃみ。であった・・・左岸の壁面に映る第一岩峰の影。
すき間があるのがよくわかる・・
縦長の積み木がもたれあってるようなもの?
何しろ傾斜が強いので、下降はほとんど空中懸垂・・。
何から何まで強烈な印象の岩場だった。
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