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今月の勉強会

ここのところ、クライミング中の重大事故が頻発している。0804130011人はミスをする生き物だし、起こる可能性があることはいつかは必ず起こる・・のだけれど、起こってしまった事故を教訓にしていくことが大切だろうと思う。一昨日の雪彦山での死亡事故は、まだほとんど情報が入ってこないのでよくわからないが、リスク分散もひとつの目的であるダブルロープが2本とも切れるというような状況もありえるのだと思うとぞっとする。今後の精密な検証と報告を期待したい。

さて、少し前にも関西の岩場でリード中のクライマーがグランドフォールして死亡するという事故が起こった。これに関してはBCKのサイトで詳細な事故報告がなされているが、これらの事例にも学びつつ、昨夜行われた月例の登攀技術に関する勉強会の内容から~(確保理論に関する確認等)

『登攀開始前に手の届く範囲(足元から2m上)に第1ピンを取り、そこから1m、1.5m、2m、2.5mと非常に短い間隔でランナーを設置。その後は5mごとに新たな支点を設置すれば、落下率を常に0.5以下にすることができる。(ロープの伸び率を5%として、手繰り落ちをしない前提)』

というのがグランドフォールしないための教科書的なセオリーだが、これはリーダー側の問題。これに対し、ビレーヤー側がなすべきこととして、

“ゼロピン”
ビレイアンカーにリディレクショナルアンカーとしてクリップしておく。これはもちろんビレーヤー自身のためでもあるが、マルチピッチクライミングの場合、リーダーが第1ピンを取る前に墜落すると落下率2の大墜落となるが、“ゼロピン”をクリップしておくことによって墜落率を低減できる。

“テイクイン”
フォールが始まってからテンションがかかるまでの間にスラックを取り込めば墜落率を低減できる。ひと手繰りで約1m取り込めるし、ビレーヤー自身が沈み込めばさらにテイクできる。

「テイクイン」に関してはこれまでも常に意識はしていたが、「ゼロピン」に関してはあまり認識していなかった。いずれにせよ、アンカー強度がしっかりしていることが大前提であり、ナチュラルプロテクションを含めたアンカー構築術は必須の習得項目だなー・・・

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コメント

Kズさん、昨日コメントをいただいていたコラムはわけあって削除しました。コメントごと消滅しちゃってごめんなさい。

投稿: にゃみにゃみ。 | 2008年4月15日 (火) 08:51

はい大丈夫ですよ。ところで、雪彦の件は私も情報収集中で、「岩とともに~」とか「約100メートル」とか新聞などによって情報が違うので、確実な情報をとり、今後の課題にして頂きたいと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。

投稿: Kず | 2008年4月15日 (火) 09:45

Kずさん、
何か詳しいことがわかったらまた教えてください。
よろしくお願いします。

投稿: にゃみにゃみ。 | 2008年4月15日 (火) 09:57

えっ? ダブルロープが2本とも切れたんですか?
ダブルだと9mmくらいですか? それにしても、いくらシングルより細いと言っても信じられないですね・・・。
もう怖くてもうお外に行けない私です(苦笑)。
にゃみさんもお気をつけて?!

投稿: かめ | 2008年4月15日 (火) 19:20

かめさん、お久しぶりです。
そうなんです・・・詳しいことはまだわからないんですが、あるマルチルートで巨大な落石が起きて、タイインしていたロープが2本とも切れたそうです。クラシックな9mmだろうと8.1mmのミニマルだろうと一緒でしょうね。
私は行ったことがないルートなんですが、トポによると該当のピッチは草つきのボロ壁みたいなんで、風化してたんでしょうか・・いずれにせよ恐ろしいことです。

投稿: にゃみにゃみ。 | 2008年4月15日 (火) 19:37

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