東お多福山の植生調査
昨年秋から実施されている「草原復元化試験」のための植生調査に参加。
“ひとはく”の研究員さんの協力のもと、いくつかの任意団体がボランティアで行っているもので、今回は昨年部分的に笹の刈り込みをしたところの植生を調べた。調査地にもよるが、オケラやシラヤマギクなどの草原性植物が復活しつつある状態を観察することができた。
実はここは、私が『六甲山ネイチャーウォーキングガイド』の中で、「六甲一の高原歩きコース」として紹介したスポット。元々は採草地として利用されてきた歴史がある半自然草原で、人の手による刈り込みをしなくなったため、現在二次林へと遷移しつつあり、草原としての姿は失われようとしている。
なだらかな山頂部分は一面ネザサに覆われ、多様性が失われた状態となっているが、少し手を入れて適正な管理をすれば、リンドウやオミナエシ、ササユリなどの草原性の植物が戻ってくると予測されている。
六甲山系のようなある意味特殊な“自然”を、どのように保全、管理、利用するのがよいのか。そんなことを考えるモデルケースとなればと思う。
刈られたササの下で、ヒメハギがそっと可憐な花を咲かせていた。
地表に光が射すようになれば、いろんな植物がたくましく復活するのだろう。昨年、一株だけササユリを見たが、あのたおやかな姿にまた出会えるかもしれないと思うと楽しみだ。
雄大な眺望、なだらかで広々とした山頂、お弁当を広げるのにぴったりのゆったりとした草原広場。
気軽に登れる距離感でもあり、家族でピクニックを楽しむにも、こどもたちの遠足の場にもふさわしいステキな山である。
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