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『宇宙と大地  農のある暮らしへ』

宇宙飛行士から、大地に根ざした農業へ・・・
Photoテレビ局の国際ニュースセンター長を務め、世界を舞台にジャーナリストとして活躍してきたキャリアを棄てて、東北の農村で農業によって生きる道を選択・・・。
著者の秋山豊寛さんは、日本人初の宇宙飛行士としてソユーズ、宇宙ステーション・ミールに搭乗、地球の映像を生中継した報道記者としても知られる。宇宙から見た地球、そしてさまざまな取材を通して“環境”について考え、最終的に“農のある暮らし”を選んだ理由。食べものを自給することの意味、自然の中にあることの心地よさ・・ライフスタイルを考え直してみたいなー、と思わせられる一冊。

極にゃみ的ピックアップ
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 二十世紀は、科学とそれに基づく技術の発展で、その恩恵にあずかる限りにおいては、幸せな人々を生み出した部分もあります。その一方で、たくさんの地球規模の破壊を生み出しました。破壊による被害は、恩恵にあずかった人々だけでなく、あずからなかった人々も受けます。これは、不公平であり不平等ではないでしょうか。フロンによるオゾン層の破壊で、被害はクーラーや冷蔵庫の便利さを知らない人々をも直撃します。
 途上国の人口増を心配する人がいます。しかし、日本など先進国で生まれた子供が一生涯に使う資源エネルギー量は、途上国に生まれた子供の生涯に使う量の何十倍であることに気づいているのでしょうか。
 困っている人間を助けることに理由はいりませんが、助けないための理由は必要です。説得力のある理由は見つかるのでしょうか。
 (略)
先進国の住民のライフスタイルの変更こそ、その第一歩でなければならないのではないでしょうか。

『宇宙と大地  農のある暮らしへ』
秋山豊寛 著
岩波書店 発酵
1999年10月 初版第1刷発行

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