『民衆の鼓動 韓国美術のリアリズム1945-2005』
韓流ドラマが人気を呼んでいる割に、案外知らないお隣の国。日本による植民地支配から解放されるや朝鮮戦争が勃発、その後も軍事的緊張状態が長く続いた韓国。国土は荒廃し、軍事独裁政権によって人々は抑圧された。そんな中で生み出された「民主化運動のための美術活動」による作品群・・
これまで、美術作品を鑑賞する際に時代背景を考えることはあっても、政治的・思想的背景を考えたことはあまりなかったのだが、これら100点あまりの作品に触れて「アートには力がある」ということを再認識した。美を求めるだけが芸術ではない。韓国の歴史について正確な知識を持ち合わせない私ですら、強烈なメッセージを感じた展覧会だった。
『民衆の鼓動 韓国美術のリアリズム1945-2005』
開催中 ~6月29日(日)
★西宮市大谷記念美術館
西宮市中浜町4-38 0798-33-0164 水曜定休
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