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環境月間シンポジウム

阪大病院跡地の再開発で建設された0806120011「ほたるまち」の一画に建設された中之島リバーフォーラムへ。毎年6月を「環境月間」としてさまざまな環境に対する取り組みを行っている関電グループによるイベントに参加。今年は、独立行政法人科学技術振興機構研究開発戦略センター上級フェローの安井至氏、国連環境計画・金融イニシアチブ特別顧問の末吉竹二郎氏、コーディネーターとして環境ジャーナリストの枝廣淳子氏を迎えての開催。「経済」「国際的視点」というキーワードからのお話を伺った。安井氏のお話でおもしろかったのは、温暖化によって世界のGDPは5~20%減となると予測されており、温暖化防止などの環境対策を実施するほうが結果的に経済的メリットがあると推定されているということ。
これまで、産業界の言い分は「環境対策なんかは経済発展の妨げになる」というものだった。「利益のためには環境対策なんかは後回し」という企業の論理によってこれまで幾多の環境破壊や公害が巻き起こされてきたが、この考え方が180度転換することになる。なにしろ、地球の持続能力以下でしか人類は生きていくことができないことは厳然たる事実であるのだから、いい加減に“成長幻想”という呪縛から解き放たれて現実を見なければならない。モノやエネルギーを浪費するライフスタイル、消費が経済成長を支えるという勘違いはいますぐ改めるべきだってことをしっかりと認識したい。電気を売ってる会社が「省エネしてください」ってんだから、これはマジっしょ~。

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