« やむをえず | トップページ | ワインの供@kaopan »

水無月朔日 馬場島にて

山の緑がすっかり夏色の関西と違って、富山県の山ではまだ新緑モード。
0806010064北アルプス・剱岳の北西山麓にある馬場島は、標高約800m。この時期、まだ緑もフレッシュな感じで、吹き渡る風もとても爽やか。
毎年6月1日に山開きの行事が行われるが、今年は日曜日と重なったので、例年は行けないメンバーも加わって総勢7名で行ってきた。なぜかこの日は前日が雨でも、きれいに晴れ渡ることになっているのだ。

0806010021道の脇では、キンポウゲ科のニリンソウが大群落をなして咲き競っていた。







0806010047メギ科のサンカヨウ(山荷葉)は前日の雨に打たれたせいかちょっとぐったり・・とても可憐な花なんだけど。






0806010048同じくメギ科のルイヨウボタン(類葉牡丹)。








0806010052ユリ科のホウチャクソウ(宝鐸草)。お寺の塔などの軒下に下げる宝鐸に見立てたネーミングだとか。






0806010019なんとも個性的なユリ科のエンレイソウ(延齢草)。







0806010009木々を見渡すと、タニウツギが花盛り。








0806010012可愛らしい黄色の花序を垂らしているのはウリハダカエデ?







0806010038ニシキギ科のツリバナ?








0806010056ウワミズザクラ(上溝桜)もちょうど見頃。
新潟あたりではこの花のつぼみを塩漬けにして食べるそうだが、どんな味なんだろう・・






0806010057ユキグニミツバツツジだと思うんだけど・・
六甲山でよく見かける「コバノミツバツツジ」と比べて葉が大きく、花の色や形も何となく雰囲気が違う。





0806010027谷筋にはまだ残雪が残り、初夏と言うよりは晩春の趣き。険峻な山のシルエットがとても魅惑的。
中央の奥で鋸歯状のスカイラインを描いているのが小窓尾根、V字状に切れ落ちた三の窓の右側が五月に登った剱尾根だ。剱は本当に魅惑的な山・・遠くから眺めるだけでもうっとりとしてしまう。



0806010071山開き安全祈願祭、鎮魂祭のあとで、地元・伊折の方々が獅子舞を披露してくださった。ユーモラスで、伝統を感じさせる舞いだった。

魅惑的な釣行のプランが雨で流れ、急遽エントリーした富山行きだったけど、よい週末を過ごすことができた。ご一緒させていただいた皆さん、ありがとうございました。

|

« やむをえず | トップページ | ワインの供@kaopan »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« やむをえず | トップページ | ワインの供@kaopan »