がーん!がーん!がーん!
お、お、おわった~・・と脱力していた巨大ファイルとの戦い・・チェックプログラムを走らせたら、穴だらけだってコトが判明して返って来ちゃった。
私の数字の拾い方が悪いのかなんなのか・・
や、や、やり直しだ・・ショックから立ち直れない・・なんてコトを言ってるばーいではない・・
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『分とく山の甘味ごよみ』
南麻布の人気和食店「分とく山」の料理長・野崎洋光さんによるレシピ本。四季の献立に合わせた食後の甘味として工夫された、季節感あふれる和のデザートの中から、比較的作りやすいものをセレクトしたレシピ集で、作り方もさることながら器や盛り付けも美しく、見ていて楽しい一冊。作ってみたいものが目白押しなんだけど、むかごを収穫できたら、ぜひ作りたいのが「零余子軽羹」。すっごく素朴で美味しそう・・
『分とく山の甘味ごよみ 』
野崎洋光 著
講談社 刊 2007年4月初版発行
★後日記・・・作ってみました。覚書は・・ココ!
岩登り体験会@ロックガーデン
今日は岳連パーソナル委員会行事の助っ人で芦屋川上流の岩場へ。日本の近代アルピニズム発祥の地にて、岩をちょこっと登ってみよう!って企画。Aケンにて、トップロープクライミング、懸垂下降などを体験していただいた。みなさんそれなりに楽しんでいただいたようでヨカッタ。最後に主催責任者の委員長が『六甲山ネイチャーウォーキングガイド』の紹介もしてくださって、皆様で計10冊お買い上げ~・・ありがとうございます。
解散後、希望者を芦屋川のステキな山道具屋さん“スカイハイ”へご案内~。みなさん気に入ってくださったみたいでヨカッタ。極にゃみ的には劇症金欠状態でお買い物控えてるモードなので、何にも買えなかったけど・・買いたいもの満載!で困るんだなー。
大谷庭園 -秋の花々
西宮市大谷記念美術館の庭園に咲く花々。ブラジル原産の「シコンノボタン」。
葯がクモの足のように見えるためにブラジリアン・スパイダー・フラワーとも呼ばれているそうだ。
このお庭のシコンノボタンは、たまに早春に咲いていたりしてびっくりすることがある。1月に来た時にも咲いていた。時期が不思議なのはノカンゾウもそう・・
6月に来たときにも咲いていた記憶がある。この時期らしいには「コムラサキ」。
クマツヅラ科の落葉低木で、「小式部」の別名も。斑入りの葉が美しいタカノハススキ。涼しげで風流な趣きを添えている。
これも斑入りというのか・・
ヒガンバナの後ろに見えているのは、白髪の仙人のような雰囲気の変わったマツ。なんとなく上品な感じで、美しい庭園に風格を添えている。
本当によく手入れされたお庭で、いつ来ても楽しませてくれる。
■1月の大谷庭園
■4月の大谷庭園
■6月の大谷庭園
ボローニャ絵本原画展
毎年秋の恒例、西宮市大谷記念美術館で開催される絵本原画展へ。会期が明日までと迫ったきわどい日程なのだが、幼い頃からずーっと一緒に観覧してきた“うちのたま”と日程を合わせようと思ったら今日しかなかった・・
「うちら、いつから通ってるんやろ?」
「えええーっと・・、大昔から!」って感じ。今の近代的な建物からは想像できない、畳敷きの部屋があった旧館の時代からだから、とんでもない歳月ではある・・ガキだった“たま”が今では社会人だもんなー。
でも絵本好き、絵が好き、なのは全く変わらない。幼い頃から静か~に鑑賞する子だった。
二人して「描きたくなるよねー」とつぶやきながらの観覧であった。その後、とある雑貨店へ・・
★『2008イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』@西宮市大谷記念美術館
会期:~2008年9月28日
彼岸明け
今日は秋の彼岸明けで、台風の特異日なんだけど・・。朝から雷バリバリでなんとも言えない怪しいお天気の一日だった。
明日は午後からご用があるし、日曜日も行事にとっつかまってるので、せめて今夜岩場ビバークで明日早朝から半日登って・・と企んだが、よく考えると今夜遅くに1本電話取材をやんないといけないんだった。ダメじゃん・・
三田のピンポイント予報によると明日朝にかけて12度まで気温が下がるみたい。不動でビバークなんかしてたら凍えてたかも。秋も深まってきたなー。
ところで、雨上がりだからか、先日紹介したレインリリー=ゼフィランサス“シトリナ”がまた開花していていた。ヒガンバナ科だから彼岸の頃に咲くのか?んでもって、前に咲いていた分?が結実していた。そっか、球根だけじゃなくて種でも増えるんだなー。でなきゃあんな隙間に生えないよな、うん。
せっかくなので採取してみた。蒔いたら芽が出るかな~?
Live!

最後はメンバーが来場者みんなと握手して送り出してくれるというサービス付きで、すんごい盛り上がり。音楽ってやっぱり力を持ってるよな。ボーカルの山森大輔さんは、なかなかオーラのあるヒトだと思う。いいねぇ、ROCK'A'TRENCH 。
往く夏に想いを馳せつつ“ひやひや”@白庵
本場さぬきに勝るとも劣らぬ麺に香り高いイリコダシ、しかも「ひやひや」が食べられる!ってコトで、4月のオープン以来気になっていたお店へようやく・・。クソ暑かった過ぎし夏へのオマージュ(?)ってコトでセレクトは「ひやひや」。ちょい解説すると「かけうどん」には、熱い麺に熱いダシをかける「あつあつ」のほかに、冷水で締めた冷たい麺に熱いダシをかける「ひやあつ」、冷やしたダシを冷たい麺にかける「ひやひや」なる3種のスタイルがあるのである。
むぎゅっとはねかえされるよな力強いコシ、つやつや輝く官能的な麺・・。ダシは、濃厚なイリコの旨みがぐぐーっと利いてて、思わずイリコに感謝してしまうほどなのである。極上の鰹ダシを食っても鰹に感謝・・な気分にはならないのにイリコには感謝したくなるのはナゼなんだろう・・。冷たくてこれほどウマみを感じるダシってことは・・次は「ひやあつ」かなー。
★自家麺讃岐うどん 白庵 BYAKUAN
大阪市中央区千日前1-6-20坂町ビル1F 06-6213-1370 水曜定休
・月~土 11:00~15:00 17:00~22:00 ・日 11:00~20:00 ※麺終了次第
『自然について、私の考えを話そう。』
月刊『山と渓谷』1996年1月~1997年12月にかけて連載された「自然へのまなざし」より抜粋し、加筆修正して編集されたもの。安藤忠雄、梅原猛、河合隼雄、森毅、養老孟司、横尾忠則・・名前を見ただけでわくわくする。登山家ではなく、いろいろなジャンルの専門家から見た山や自然への思い・・がそれぞれに語られ、非常に面白い一冊だった。
自然環境をヒトに都合よく捻じ曲げて管理下においた状態=都市に住んでいる現代人は、いわば予定調和の中で生きていると言える。そんな中で何が起こるかわからない、危険なところ=山に行きたがる人間というのはいったいナニ・・?
養老/~略~ 先が見えないほうが、生きている感じがする。何が起こるかわかんない、そういう状況で生きていることぐらい、生き生きしていることはない。人間は意識だけで生きてるんじゃなくて、自然性をもっているんですから。それは人間の本性でしょう。
※「都市」というのは「意識」なのだそうだ。対立する概念が「自然性」。
『自然について、私の考えを話そう。』
山と渓谷社 刊 2000年12月 初版発行
兵庫運河

←兵庫運河
対岸に見えるドームは「ホームズスタジアム神戸(ウイングスタジアム)。Jリーグ・ヴィッセル神戸のホームスタジアムだ。

震災で被災した中小企業の復興のために作られた、いわば“町工場の団地”のような施設で、全国初の大規模公設賃貸工場なんだそうだ。
産学官民連携研究施設である「神戸リエゾンラボ」も併設されている。

それにしてもなんだか最近、兵庫区周辺によく来るような。これも何かのご縁なのかな。
タカサブロウとハキダメギク
キク科タカサブロウ属のジミ~な花。なんか最近ジミ特集だな・・稲が実る頃に田の畔などに咲く花で、在来種とアメリカタカサブロウという外来種があるが、見分け方が難しいそうなのでどっちでもいいや。
奇妙な名前がついているが、由来については諸説があってよくわからないらしい。止血やタダレに効く薬草で、爛れ目を治すのに用いたことから「タダレメ」→「タカサブロウ」という説がよく紹介されているが、ちょっと無理がないか?ジミと言えば、負けていないのが「ハキダメギク」。秋口に咲くが、ほとんどのひとは咲いていることすら気づかないくらい。
あんまりなネーミングだが、名付け親はあの牧野富太郎博士。大正時代に発見された熱帯アメリカ原産の帰化植物で、キク科コゴメギク属の一年草。
御在所岳 藤内沢復旧支援
9月2~3日にかけての集中豪雨により、御在所岳藤内沢上部で大規模な崩落があり、土石流が周辺を襲った。裏道登山道は、3の渡し、4の渡しの橋は跡形もなく、ゴーロ帯と化している。倒木や流れてきた岩などで、まったく見慣れない景色になってしまっていた。
藤内小屋も甚大な被害を受け、壊滅状態。
地元山岳会の皆さんや自衛隊、労山の方々などがボランティアで作業に入っておられる。
4の渡しから上の道はほぼ補修も完了して通行に支障はないが、日向小屋から4の渡しまでの間は道が消失しているので、河原を通ることになる。21日、大阪岳連遭対チームも作業に参加。橋をかけたり、不安定な岩を動かしたり、歩きやすくする整備をお手伝いしたが、仮の道だし、台風シーズンなので再び大雨が降るとどうなることやら。長期的な復旧支援が必要ではないかと思われる。
出動・・


キガンピとガンピ
今、六甲の中腹~山頂部でジミ~に咲いているのが・・ジンチョウゲ科ガンピ属の「キガンピ(黄雁皮)」。ガンピと似てるけど、花の時期があまりに違うし、なんとなく面立ちも違う・・と思って調べてみたら、近縁の別種だった。
ガンピは晩春、キガンピは晩夏から初秋にかけて咲く。また、ガンピは葉が互生なのに対してこちらは対生。花もなんとなくキガンピの方が地味。似てるのに微妙に違うところがキョウダイっぽくて面白い。人間でもいるよな~、お姉さんはぱーっと華やかな美人なのに、妹はなんかジミでぱっとしないとか。ま、うちは逆だけど。
★ガンピは・・ココ! ね、色も咲き方も、キガンピよかびみょーに華やかでしょ。
事情と情事
昭和24年に始まり、20年も続いた人気長寿番組「とんち教室」の先生役を務めた人気アナウンサーによるおもしろ話を綴ったエッセイ集。私はその番組、全く知らないんだけど・・
ちょっと艶っぽいネタも交えつつ、古今東西のウィットに富んだエピソードを取り上げているが、少しも下品にならないところがサスガである。極にゃみ的には、明治の実業家・金原明善や昭和天皇のような究極のセレブリティが「モノを無駄にしない」「古くなっても使えるものは大切に使う」というエピソードを紹介していた部分が印象的だった。金原氏は古フンドシの継ぎ当てのハナシだけど・・w 安物を買っては使い捨てるようなスタイルって美しくないと思うし。
『事情と情事 -古今東西のシャレた話-』
青木一雄 著
展望社 刊
1999年 初版第1刷 発行
「ターシャ・テューダー展」@心斎橋


『ターシャ・テューダー展』
~2008年9月27日(月)
大丸ミュージアム・心斎橋
ターシャさんは、こう語った。
「人生は短いのよ。文句を言っている暇などないの。目の前にある幸せを、精一杯味わうことよ」と。
それがなかなかさ、凡人は、文句言うのが忙しくてね。
じゃがいものパンケーキ
いただきもののじゃがいもがいっぱいあったので・・パンケーキにすることにした。
じゃがいもは皮も食べられるので、芽の近くと固そうなところ以外は一緒にすりおろす・・3個おろしたら腕がだるくなったので、当初すりおろすつもりだった玉葱は刻むことにする(←いい加減・・)。
ローズマリーを摘んできて刻んで入れる。水分が多そうなのでちょっとだけ片栗粉を混ぜて、チーズも刻んで入れて・・油をしいたフライパンに落としてふちがカリカリになるまで焼く!
ううう、ビールが欲しくなる系の味だな~。素朴でウマい。
具材をいろいろ取り合わせればお好み焼きみたいに楽しめるかも。コーンとかベーコンとかいろいろ合いそう。辛子ソース味とかもいけそうだ。
「ヒンホイ」のカレーモーニング
極にゃみ的お気に入りの神戸のカレー屋さん「ヒンホイ」は早朝から営業されてて、しかもモーニングサービスがある。
←コレはカレーとチャパティのセット。サラっとしてて優しい味わいの豆&野菜カレー、そしてもっちりした焼きたてチャパティ。「朝からカレー?」って思うかもしんないけど、あっさりヘルシー系なのでゼンゼン違和感ナシ。チャイも香り高くて、満足度高し。トーストのセットもある。
■激ウマなカレートースト→ココ!
★カレー料理店 ヒンホイ
神戸市中央区下山手通5-8-14 山手ダイヤハイツ6号2F
078-382-0073
7:30~21:30(LO) モーニング~11:00(LO) ランチ11:00~14:30(LO)/無休
山野井さんが熊に襲われケガ!
山野井泰史さんがご自宅近くでジョギング中に熊に襲われ、重傷を負われたそうです。キルギスから帰国されたばかりなのに・・
曲がり角で子連れの熊と鉢合わせ、すぐに逃げたものの右腕を噛まれ、さらに覆いかぶさられて顔面も噛まれたとか。蹴飛ばしたら熊は逃げたそうで、意識が薄れつつも近くの民家に自力で助けを求め、ヘリで搬送されて入院。鼻の縫合など90針を縫う大怪我だそうですが、命に別状はないもよう。本人は顔の怪我よりクライミングに影響する右腕のケガを気にしておられるとか。サスガ山野井さん・・
一日も早くクライミング復帰できますように・・
★ニュースあちこち出てます・・↓↓
http://www.asahi.com/national/update/0917/TKY200809170125.html
■御在所・藤内の被害状況
9月2~3日にかけての集中豪雨により、御在所岳裏道登山道付近で大規模な崩壊が起こり、沢筋を中心に登山道や山小屋に甚大な被害が発生しました。
現地調査に行かれた方からの情報が以下のウエブサイトにUPされています。
★ココ!
奇怪極まるメッセ・・
なんとなく加入しているSNS「mixi」にて・・なんとも言えない珍妙なメッセージが来た。
『某有名男性タレントのマネージャーです。
突然のメールですみませんが‥本人の希望で貴女とどうしてもお話したいと‥。 もし宜しければ少しお時間いただけませんか? 』
だーってさ。 ・・・┐(´-`)┌ 中略。
『急なお願いになりますが、彼を助けてあげてはくれませんか? 実は本人と一緒にmixiで彼の求める方を探していたんです。 貴女に何か感じる所があったらしく、貴女にメールしておいてくれ、と言われました。 』
へぇぇ~。mixiで“求める方”(???)を探すってねぇ。一体何を求めてるのさ?どうでもいいけど、こんなのにダマされるバカっているのかよ?
mixiでも実年齢公表してるから、プロフィール欄にちゃんと46歳って書いてるだろう!大人をバカにすんじゃねぇ!(ってーか、無差別に送りつけてんだよな?)
怪しいURLが貼ってあったし、モチ速攻でmixiの運営サイドに通報したさ。
野に咲く萩の仲間たち
公園や空き地などに咲いている萩の仲間。白っぽくてあまり目立たない「メドハギ」。茎がまっすぐで硬いことから、古来より「占筮法」の「筮(めどぎ)」として用いられてきたとか。50本の細い棒を使って占うもので、後に竹で作られるようになったので「筮竹(ぜいちく)」と呼ばれるようになった。マメ科ハギ属。
法面緑化に用いられているが、ほとんどが中国・朝鮮半島から輸入した種だそうで、在来種との交雑などが心配されている。北米原産の移入植物「アレチヌスビトハギ」。まさしく荒地にも生える逞しい植物。タネは“ひっつき虫”で衣服によく付着する。くびれて曲がったさやの感じが、盗人が忍び足で歩いた足跡に見える・・ことからのネーミングだとか。本家の「ヌスビトハギ」は実が2連なので、ちょうど足跡に見えたようである。こちらは連続してトトトトト・・・と歩いた感じ?マメ科ヌスビトハギ属。
第27回「グルハギ」!
Haggieさん主催の「グルハギ!」に参加。南インドのベジタリアンミールスを みんなで作って味わうという超リーズナブルな集いで、希望者による買出し・調理から始まる。冬瓜、オクラ、シシトウ、じゃがいも、ショウガ、にんにく・・ナドナド、まずは野菜類を大量に仕入れる。幸い、会場のすぐ近くに業務用スーパーがあるのだ・・
Haggieさんの指示のもと、調理隊の面々は、切って切って切りまくる!!40人分の食材、ただモノじゃない量。“万年食当”のにゃみにゃみ。も、サスガに40名の会食を仕切ったことはありません。目がテンな量です・・
スパイスの配合、テンパリングの順&加減がとってもびみょー。Haggieさんのアタマにはひらめいているのだろうが、最終イメージが見えてないにゃみにゃみ。には傍で見ててもサッパリわからん。
「うまから手帖」のK一郎さんによるカレーリーフのチャトニ制作。
ワダが食べたい!とワガママなへびが言うもんだから・・
面倒なワダ制作に取り組むことに。パパドは、今回はワダの揚げ油があったので、揚げました。一瞬でぶわーっと揚がるんだけど、40名分はなかなかたいへんなのである。
んで、できあがりはこんな感じ。
カトゥリと呼ばれる小さな器に入っているのが、左から「冬瓜とオクラのサンバル(豆汁野菜カレー)」、「きのこのクートゥ(豆汁ココナツミルク・カレー)」、「ラッサム(酸っぱい豆のスープ)、ドーナツみたいなのが「ワダ(豆粉の揚げ物)」、その隣のペーストが「チャトニー」。6時のあたりにあるのが「アチャール(漬物・・ってより和え物系?)」で、紫玉葱、ゴーヤ、茄子、んで激辛のハバネロの4種(ハバネロはコワいのでちょびっと)。
丸くてデカいのが「パパド(豆粉煎餅)」。3時あたりが「じゃがいものポリヤル(炒め物)」、センターが長粒米のご飯に、炒り豆粉とギー(水牛の発酵バター)をかけたもの。青年が夜なべで自主制作してくれたデザートまで登場。セモリナ粉を使った「ハルワ」という蒸しケーキのようなもの。
もっちりした食感で、優しい甘さが辛いものを食べたあとにぴったりだ。
大マンプク&大満足!“お約束”のシュワッチ!!
Haggie師、激ウマ料理の数々、ゴチソウさまでした~
古民家を生かした集会所@長田区

温かい人々のつながりを感じさせる地域のシンボルに・・と、香住町安木村から築120年という古民家を譲り受け、大工と左官の二人の親方の指導の下、地域住民と建築を学ぶ学生ボランティアの手で完成させた地域の集会所。
どっしりとした風格ある建物はとても落ち着く佇まいで、40~50名程度の集会が可能。
して、その集会とは!? ・・・ココ!
★神戸市長田区御蔵通5・6・7丁目地区自治会館
長月中旬 六甲山の花たち
保塁岩への行き帰りで出会った花たち。キキョウ科のツリガネニンジン。草原性の多年草で、照葉樹林化しつつある六甲山では分布が限られているかもしれない・・
ベル型の花がとてもかわいらしい。キク科タムラソウ属のタムラソウ。草原~林縁に生える多年草で、アザミとそっくりなんだけど、トゲがないので触れてしまっても痛くない。
はっとするほど色鮮やかで美しい。極にゃみ的には六甲の秋を代表する花のひとつだと思う、ヤマジノホトトギス。ユリ科ホトトギス属の多年草で、斑点模様が鳥の杜鵑に似ていることから名づけられたとか。が、学名は「ニホンのガマガエルっぽいユリ」っていう意味だったような・・?
春先の若芽はてんぷらやお浸しで食べられるらしい。保塁岩中央稜上部のテラスで満開になっていたのは・・ツツジ科ホツツジ属のホツツジ。
ツツジ科では最後に花をさかせる種と聞いた。個性的な横顔を見せているのは、シコクママコナ。ゴマノハグサ科ママコナ属の一年草で、「半寄生性」という不思議な生態を持つ。イネ科やカヤツリグサ科の植物の根に寄生すると大きく育ち、単独で生えると小さい株になるという。
(師匠!シソ科でもなければ、木本でもなかったのでどっちも間違いでした・・)秋らしい趣で極にゃみ的お気に入り、ワレモコウ。地味な花だが、意外なことにバラ科だったりする。花びらが退化してガクだけが残されたのだそうだ。
お月見のときには、ススキと共に活ける花だけれど、そう言えばこの日はまさに中秋で、まんまるなお月様がぽっかりと出ていた。そして・・雨上がりのこの日は「きのこ祭り」でもあった。
いろんなきのこたちがあちこちでわらわらと伸びだして・・
大量に生えていたこれは、「アワタケ」。美味しいのかなぁ・・?タマゴタケの幼菌か?と拾ってみたら、毒菌のテングタケだった。オソロシ。
こんな華やかな色のきのこも・・
秋ですなぁ。
秋風を求めて保塁岩へ。
マダマダ暑い今日この頃、スズシイ山上の岩場へ。今日はナチュプロ修業で出稽古のYo子さん、校長先生と六甲山上・保塁岩でクライミング。下界は残暑が厳しいが、さすが700mの山上。涼しい風が吹き渡って快適。秋っぽい雲、いいなぁ~。
電光クラック、ジグザグクラック、スカイフレーク・・どれもオールパッシブなのである。途中、回収にもテクがあることが判明・・ヘキセンはムズい。前回、ちょーヤバかったスカイフレークは、Yo子さんが的確なアドバイスをくださったお陰で「絶叫&どテンション祭り」にならずになんとかフォロー(軽くテンションしたよな気もするが)。
ところで、先日の勉強会アフターで話題になった、長いラペルなどでラペルデバイスの過熱によりハーネスのビレイループが焼き切れる、という実例を受けて、ちょっと違うシステムでラペルを検証。校長先生的には20年も前に実証済みだそうだが、確かにこの方が熱伝導の観点からするとよさげ。今後はこのセットで・・。(あ、私、ラペルデバイスはエクステンションするヒト。で、バックアップはオートブロックでデバイスの下!派なんで↑この状態。もちろんレッグループはイヤなんで、バックアップの連結先はハーネスのビレイループですよ。)
出会い?キワモノ?
移動中に極短時間で食事をする必要に迫られていたので、新大阪駅在来線構内にある、某立ち食いそばの店へ。そしたら、「たこ焼きうどん」なる珍妙なメニューがあった。その正体は・・“すうどん”にたこ焼き?が3個。
ふむふむ、神戸の“ダシたこ”のダシはほとんどうどんダシみたいなもんだし、これってアリなんちゃうん!?えらいネギだくなところは好感度高し。って思ったんだけど・・けど・・
コレ、たこ焼きちゃうし!!あり得へん!!!
他府県からトンボ帰り出張に来て、新大阪でせめてうどんでも・・と思ったおっちゃんが、「おお、コレが大阪名物のたこ焼きうどんか!」と勘違いして食べたらどうしよう・・「コレが大阪のたこ焼きか」って思われたらどうしよう・・こ、困るっ。
改札を出れば、一応「くくる」も「たこ昌」もあるから、たこ焼きを食ってみようと思ったんなら、せめてそっちを食ってもらいたいというのが極にゃみ的ささやかな願望である。
あ、ちなみにこの店、うどんに関して、立ち食いレベルでは決して悪くはないお店。昔出張族だった頃は、早朝の新幹線に乗る時の朝食の定番だったくらいで。
『山へ 原始の香り求めて』
先週、岩へ行くとき偶然列車でお会いしたヨシミ先生が貸してくださった本を読了。
“手付かずの自然”を好み、“荒ぶる野生”の中に在ることそのものを愛する著者の硬派な思想に貫かれた一冊。秘境の山々を巡って書かれたエッセイの数々は、格調高く美しい文章でありながら、訴えかけるパワーが漲っている。確固たる思想とある種の哲学を持って山と対峙してきた、正統派山屋からのメッセージ・・山に向かうひと、自然が好きなひとにはぜひ読んでほしい作品だ。
『山へ 原始の香り求めて』
大内尚樹 著 白山書房 刊
2001年3月 初版第1刷 発行
美しい景色を求め、人々が大挙して押し寄せるために荒らされていく自然。それを守るには、木道を敷き、立入禁止ゾーンを設け、入山制限をすることよりも有効な方法がある、と。それは・・、便利になりすぎた山への交通路をなくしてしまうこと。何日もかけて重荷を背負ってでしかアクセスできなくしてしまえば、物好きな山ヤがたまさか訪れようとも、自然が持っている回復力以上の破壊は起こらない。だから「山は不便なほうがいい」と。
“自然保護”って言うけれど、当の自然からすりゃー、汚染し、破壊し、冒涜してきた張本人の人間に言われたかぁねぇだろうなぁ、って思った。
長柄橋

昔々、このあたりに橋を架けようとしたが工事は困難を極め、人柱を立てることとなった。誰を人柱にするかで困ったので地元の長者“巌氏”に相談したところ、「袴に継ぎのある人を」と言った。ところが、彼の袴に継ぎがあったため、人柱として埋められてしまった。

ものいわじ・・はナニゲに「巌氏」と掛詞になっていたりするところがなかなかびみょー。


『都と京』
軽妙で飄々とした独特のタッチで極にゃみ的にもお気に入りの人気コラムニスト、酒井順子さんによる“東京VS京都・都市比較論”?
東京モンである著者が、ナゼか30歳を過ぎてから京都に魅せられ、月イチペースで京都詣でを開始。生半可な関西ジンよか京都通になり、愛着ある地元東京とお気に入りのマチ京都を独自のユニークな視点から比較するという面白いエッセイ。ことば遣い、料理の味、都市のランドマークから祭り、カフェ・・東京と京都はこんなにも違う!という面白い発見に満ちた一冊だ。
ま、東京人にとって京都は完全に異国なんでしょう。
関西人的にみても、京都・大阪・神戸はそれぞれマッタク違う文化の都市だと思いますし。
『都と京』
酒井順子 著
新潮社 刊
2006年9月 初版発行
トマトとピーマンの煮物っ!?
先日入手した“とんがりピーマン”が加熱してもなかなか美味しかったので・・茄子やごぼうと共に炒め煮にしてみた。ついでに、たくさんあったトマトも投入してみたら・・コレが意外な美味で。
味のベースはダシと醤油で、完全に和風なんだけど、トマトの酸味とピーマンの甘さがマッチして不思議に調和のいい味わいに。こんな組み合わせは今まで思いついたことがなかったけど、なかなかヒットかも。トマトは最後に入れるのがポイントかな。(って、単に冷蔵庫の残り物をまとめて消費しただけちゃうんかいって? まぁ、そうとも言う。)
9月の勉強会
『Climbing』誌のBNからTech Tip各種・・例によって超バクっとした要約。■TRAD/脆い岩
脆岩を毛嫌いするクライマーもいるが、トラッドルートでは脆いパートを避けては通れない。
・ホールドをつかむ前に目視し、さらに叩いて確認。
・怪しいホールドは引かずにまっすぐ下に押える。
・最悪の場合を想定し、体重は分散荷重してすっぽ抜けても耐えられるようにしておく。
・フットワークも、忍び足のように慎重に。
・気休め的なプロテクションはとらない方がマシ。それよりさっさと登れ。
・雪融け、大雨後はリスク増大。
・ヘルメットはかぶるべし。
■TRAD/クラックマネジメント
・クラックは、自分の手と対応するSLCD'sのサイズを覚えておく。ハンドジャムが決まるならキャメ1♯とか・・
・オブザベをしっかり行い、ギアは使う順番にラッキングしておく。
・ナッツを先に使って、SLCD'sはなるべく温存しておく。
・木、岩の突起、砂時計など自然物の活用。場合によっては立ち木のどちら側を通るかで墜落を止めるってのも作戦のうち。
・核心を過ぎて安定していれば(カエル飛びのように)下のギアを移動させるのもテ。
・スリング・ビナもなるべく節約して使う。SLCD'sも可能ならエクステンションせずにロープを通し、もし伸ばす必要があるのならラッキング用のビナは回収する。
■SPORT/傾斜の強い(前傾)クライミング
・オブザベでは、ムーブの組み立てだけでなく、レストポイントを想定しておくことも重要。
・各種足技の駆使
・ロックオフよりも、腕を伸ばして骨格で体重を支える。
・強く、コンスタントな息づかい・・呼吸がクライミングのリズムを作る。
・止まり木にとまる鳥のように軸足に重心を乗せる。
・体幹の身体張力が重要。
■AID
ネイリングの際にも、建設的な方法で。
・ピトンは下向きに角度をつけて打ち込む。うまくいけばピトンスカーでバードビークやナッツが使えるようになる。
※よく見て正確に打ち込まないと岩を傷めるので、エイダーはなるべくトップステップに乗るべし。
・・あああ、またもや超ザツい極にゃみ流要約になってしまった・・原文とはかなりの乖離があると思われる。これはあくまで自分用の覚書なんで、ナニカが間違ってたらスミマセン。
タイスケ伯父のチーズケーキ
東京へ遊びに行っていたにゃみ母が、多摩に住む伯父が焼いたケーキをお土産にもらってきた。伯父は80過ぎのジイサンだが、趣味はケーキ作り、グレイビーソースを作らせたらプロはだしというハイカラなひと。自宅に客人がくると、おしゃべりに余念がない妻を食卓に残してさっさと皿洗いに立つという、あの年代の男性には珍しいタイプ。なーんにもしないにゃみ父のキョウダイとはとても思えないのだが・・。
最近サスガにちょっとボケが入ってきたのか、たまにケーキ作りに失敗することがあるとか。しかし、料理は最高のボケ予防策なので、伯母はせっせとケーキのリクエストをしているそうだ。極にゃみ的には彼のアップルパイも好きなんだけどなー。
★昨年うちへ遊びに来たときのお土産のケーキ・・・ココ!
タマスダレ
花壇のはしっことか、生垣の根元なんかで今花盛りになっているのは・・ヒガンバナ科の園芸植物で、先日紹介した“シトリナ”と同じ仲間の「ゼフィランサス・カンディダ」、和名は「タマスダレ=玉簾」。
常緑多年草で、球根でどんどん増えるので、グランドカバーなどに多用されて一般的な植物だが、根茎部分は有毒。清楚な白花だが、極にゃみ的にはユリ科とヒガンバナ科の見分けがつかない。だって花なんかハナニラそっくりだし。
9月7日不動岩
久々校長先生と不動岩へ。なんだかすごいコミコミって感じ。午後には雷鳴が聞こえ、一瞬大粒の雨が降り始めたものの、なんとか雨にならずにすんだ。が、天気のせいかハチだらけのせいか、みんな逃げ足が早く、3時過ぎには人影もまばら。
そんな中、本日の目標「松ノ木直上」のリード・・ランナーの取り方が悪くてロープが恐ろしく重く、核心手前で動けなくなる。ヘキセンをかましてクライムダウンし、手前のランナーの長さを調整したりしてみたものの、精神的にかなりパニック。核心では残置ハーケンでAゼロするわ、セルフとってレストまで・・
最後はAゼロも無理だし気合一発~!ビビリまくりのダメダメクライミングだったけど、トライさせてもらってヨカッタ。ちょっとずつでも恐怖心を克服していくのが当面の課題かな。岩場の周辺ではアキカラマツが花盛り・・
下山後はえらい盛り上がっている駅前宴会組に合流して、またもやしこたま飲んでしまった。へろへろになって帰宅。なんとか“無間地獄”には陥らずに帰ることができた。
それにしても、こんなケタ外れなヘボを根気よくご指導くださる校長先生に感謝・・。
今日も暑い! んで・・「都市を冷まそう!」


今温めているテーマを形にするには最低あと5年はかかるとか・・。御年83歳、ライフワークをきちんと見据えた人はすごいと思った。


非常に刺激的で前向きな議論であったと思う。
これらの提言に関する詳細は後日・・・
紀州・堀越観音


★紀州 堀越癪観音
和歌山県伊都郡かつらぎ町東谷1360

この15分後、とんでもない雷雨が・・
いやー・・雷も雨もタダもんじゃなかった。降りてきたら、下界もあっちこっちタイヘンなことに。こんなゲリラ豪雨が多発って・・やっぱ異常気象としか。
神戸の粉モンと言えば・・
やっぱ極にゃみ的にはたこ焼きかなぁ。これは震災で失われた「神戸デパート」時代から親しまれてきたお店で、今は再開発で建てられた「アスタくにづか」で営業しておられる「三ツ輪」のたこ焼き。もちろんダシたこスタイル。
直径4cmもある大ぶりのサイズで、ダシと別盛りで出される。卵比率多めのふわふわ生地の中に、大きく切られたプリプリのタコが入っててとっても美味しい。まずはそのまま味わって、それからちょこっとソースをつけて食べたりしてから、おもむろにダシをぶっかけてソースをかけて・・という幾通りもの味わい方が楽しめるのがいいなー。
このスタイルが未経験だったときは、ダシ味にソース?それってチョット・・とブキミだったんだけど、ダシの旨みにソースの甘酸っぱい味がみょーにマッチして不思議に美味いのだ。
★三ツ輪
神戸市長田区久保町5-1-1 アスタくにづか3番館B1F
※後日記/長期休業中?何度行っても開いてません(2016.3記)
「神戸とお好み焼き」
お好み焼きと言えば大阪の庶民の味、ってなイメージがあるが、実は神戸の下町にも伝統的な粉モン文化が息づいている。
50代以上の人(刊行時・昭和20年代生まれ?)が「にくてん」と称する神戸スタイルのお好み焼き・・クレープ状の生地に具を乗せて焼き上げるタイプで、“地ソース”に強いこだわりがある・・といった、神戸における粉モン文化のルーツや変遷を比較都市論の視点で追求した興味深い一冊。
そもそも「洋食焼き(大阪)」「にくてん(神戸)」「どんどん焼き(東京)」などの名称で人気を呼んだ“お好み焼きのルーツのような食べ物”は、コバラが空いたときとか、子どもがおやつに買い食いするような安価な軽食であったが、大阪ではどんどん大型化して具材もゴージャスになり、「メインの食事」メニューに昇格した。ところが、神戸では下町の町屋でおばちゃんが焼いてくれるような気楽なスタイルがそのまま継承された・・そうである。
ちなみに大阪のお好み焼きはデフォルトで卵が入っているが、神戸では卵はあくまでオプション、マヨネーズも邪道で、味のこだわりは“地”ソース、であるらしい。
その神戸のお好み焼きを支える地ソースというのは、「ばらソース」「プリンセスソース」など現在8社があり、地元を中心に根強い人気がある。そもそも日本のソース製造史は神戸で始まり、英国留学帰りの医師が明治29年に開業した「安井舎密工業」で日本初のソースが作られたとか。舎密(せいみ)というのは「化学」のことで、ハイカラでモダンな新しい調味料は当初、滋養強壮・健康食品として薬局で売られていたそうである。
ところで「にくてん」という名称はどこからきているのか?「てん」は天ぷらのテンで、粉をからめて油で焼くからという説、肉を一番上に載せる、つまり「肉の天井」説、はたまた「てん」=「転」で、コテでひっくり返すから・・など諸説があるとか。
一応神戸っ子の極にゃみ的には、50歳以下のワカモノだから知らないだけ?なのかもしんないけど、「にくてん」って聞いたことがなかったし、近年メジャーな人気となってる「ぼっかけ」「そばめし」ってのも「にくてん」文化の中心地である兵庫区・長田区あたりに固有のものではないか?って気がするんだけどなー・・あ、ちなみに私は須磨生まれの東灘育ちです。
『神戸とお好み焼き -まちづくりと比較都市論の視点から』
三宅正弘 著
神戸新聞総合出版センター 刊
2002年12月 初版発行
神戸「ヒンホイ」のカレートースト
県庁前の「ヒンホイ」では、カレー料理店では珍しいモーニングサービス(7:30~)をやっている。メニューはバタートーストのほか、カレートースト、チャパティと豆カレーの3種。豆カレーもハゲしく気になるけれど、とりあえず今回はコレ。
バランスがよく奥行きが感じられるスパイスのハーモニーにうっとり・・たっぷりの具に溶けたチーズがからんで、香ばしくて激ウマ。チャイもマイルドなスパイスづかいでGood。
★「カレー料理店 ヒンホイ」
神戸市中央区下山手通5-8-14 山手ダイヤハイツ6号2F
078-382-0073
7:30~21:30(LO) モーニング~11:00(LO) ランチ11:00~14:30(LO)/無休
Kobe waterの源・・・
湊川の源流である石井川上流に位置する烏原貯水池。正式には立ヶ畑ダムと言い、明治34年6月着工、4年後に完成したもの。
高さ33m、幅122m、アーチ型重力式粗石モルタル積の重厚な造りがクラシカルで美しい。設計者は佐野藤次郎氏。神戸市は、上水道用の水源として布引貯水池、烏原貯水池、千苅貯水池の3つの貯水池を持っているが、これらでまかなわれている量は全供給量のわずか22%程度。千刈は「神戸」と呼ぶにはいかがなものか?っていう立地なので、布引と烏原の2貯水池の水こそが“正統派神戸ウォーター”と言えるのではないだろうか?
貯水池の周囲には、緑陰豊かな遊歩道が設けられ、近隣住民の憩いの場となっている。静かで、自然観察にも適した魅力的なエリアだ。
★布引貯水池・・ココ!
★千刈貯水池・・ココ!
8月末・不動岩の花
日曜日に不動岩で出会った花たち。マメ科ハギ属の落葉低木の「キハギ」。六甲山系では比較的稀な植物だそうだ。
岩場に貼り付くようにひっそりと咲いていた。こちらは、キンポウゲ科カラマツソウ属の「アキカラマツ」。長野の高遠地方では古くから「高遠草(たかとうそう)」という名前で健胃薬として用いられたそうだが、用量を超えると神経麻痺、血圧降下などを起こす毒草だそうだ。薄クリームの可憐で繊細な花。
同じくキンポウゲ科の「センニンソウ」。
ほのかに甘い香りを漂わせる上品な花だが、これも毒草で、「馬食わず」の別名がある。花後の実がユニークで、仙人のひげのような状態になるそうだが、あいにくまだ見たことがない。今年はじっくり継続観察しようっと。秋の七草のひとつ、マメ科クズ属の「クズ」。こちらは毒はなくて柔らかな葉をたくさん繁らせるので、かつては牛馬のえさとして、ツルは縄がわりに、また繊維をたたき出して織物に、根茎のでんぷんは精製して「葛粉」に、皮をはいで乾燥させたものは生薬の「葛根」にと有用な植物だったが、今では空き地に繁茂して“邪魔モノ”扱いされているのがちょっと気の毒ではある。
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