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『山へ 原始の香り求めて』

先週、岩へ行くとき偶然列車でお会いしたヨシミ先生が貸してくださった本を読了。0809120009
“手付かずの自然”を好み、“荒ぶる野生”の中に在ることそのものを愛する著者の硬派な思想に貫かれた一冊。秘境の山々を巡って書かれたエッセイの数々は、格調高く美しい文章でありながら、訴えかけるパワーが漲っている。確固たる思想とある種の哲学を持って山と対峙してきた、正統派山屋からのメッセージ・・山に向かうひと、自然が好きなひとにはぜひ読んでほしい作品だ。

『山へ 原始の香り求めて』
大内尚樹 著  白山書房 刊
2001年3月 初版第1刷 発行

美しい景色を求め、人々が大挙して押し寄せるために荒らされていく自然。それを守るには、木道を敷き、立入禁止ゾーンを設け、入山制限をすることよりも有効な方法がある、と。それは・・、便利になりすぎた山への交通路をなくしてしまうこと。何日もかけて重荷を背負ってでしかアクセスできなくしてしまえば、物好きな山ヤがたまさか訪れようとも、自然が持っている回復力以上の破壊は起こらない。だから「山は不便なほうがいい」と。
“自然保護”って言うけれど、当の自然からすりゃー、汚染し、破壊し、冒涜してきた張本人の人間に言われたかぁねぇだろうなぁ、って思った。

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コメント

この本持ってます。発行されてから、すぐ購入。

大内尚樹氏、岳人1986年1月号通巻463号より「初登攀物語」を毎号執筆する。手元にあるBNは2冊しかないが、連載は1,2年続いたような記憶がある。

一本の筋の通った、妥協をしないレポートには、毎号「よくぞ書いてくれた。」の一言につきた。編集部も外部の雑音にめげず、中断しなかった。エっらイ!いつも他のBNを読みたいと願っている。

>“自然保護”って言うけれど~って思った。
まったく、わたしの考えと同じですネ。

わたしは、一方通行自然保護原理主義者でもエコテロリストでもありませんし、同調者でもない。

人間もこの大きな自然界の小さな一員、共生共存で歩みたいものです。せっかく恐竜から狩られる立場から、、、、。


投稿: 五葉の泉 | 2008年9月14日 (日) 19:33

五葉の泉さん、こんばんは。

>この本持ってます。発行されてから、すぐ購入。

やっぱり!!根拠はないけど、そうだろうなーって思います。なんか価値観似てますもんね。

前世では、キョウダイとかトモダチだったのかも。

投稿: にゃみにゃみ。 | 2008年9月14日 (日) 20:08

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