11月の勉強会
テーマは「山岳遭難救助に必要な確保理論―その先端部分1―」。安易に要約などすべきではない内容なんだけど、覚書的にバクバクっと。
・欧米でもそうだが、日本の商業雑誌に掲載される内容には誤りが多いので、鵜呑みにせず批判的態度で読む必要がある。
・クライミングはリスクを容認した者同士で行われるものだが、救助はその限りではない。義務としての救助作業は二次的事故の危険を最大限に排除した上で行われなければならない。セルフレスキューであっても同様であるべき。
・バックアップには“二重性”と“フェイルセーフ”という2つの要素がある。
二重性とは、引き上げや引き下ろし・懸垂下降などに使用するシステム(アンカー・ロープなど全て)において、1つが落石等で破壊されてももう一つで持ちこたえるようにダブルでセットアップすること。引き上げラインを2本にするなど。
フェイルセーフは操作者のミスがあっても致命的事態ににならないためのセッティングを施しておくこと。ブレーキングデバイスにオートブロックでバックアップをとるなど。
個々の具体的なメソッドについてはまた個別に・・(要約できないんで)。
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