壺中の天地
後漢の費長房が市の役人をしていたとき、 店先に壺を掛けて商売をしていた薬売りの老人が、売り終わるとひょいとの中に入ってしまった。そこで、次の日老人に頼んで一緒に入れてもらったら、壷の中には立派な建物があり、美酒嘉肴が並んでいたので、一緒に飲んで楽しんだとか。この故事にちなんで「俗世間とかけはなれた別天地」、あるいは「酒を飲んで俗世間を忘れる楽しみ」のことを“壺中の天地”、または“一壺天”と言うそうな。
そしてコレは、叶匠寿庵の「一壺天」。あっさりと炊き上げた極上の大納言の餡の中に大粒の栗がひとつ。小豆と栗という最強タッグでとてもシアワセな気分になれる和菓子だ。
別天地でいい思いをするお話はいろいろあるけど、だいたいあとでひどい目に遭うコトになってるものだが、費長房があとでどうなったかの話は伝わっていない。気になるなぁ。ま、極にゃみ的には夜な夜な“壺中の天地”に入り込んでるよーなものだが・・そのツケは翌朝きっちり払っております。
ちょい前までの目論見では、週半ばまでに怒涛のニワカお仕事を片付け、今夜はKobe de date、明日はKyoto de urouro・・って企んでいたんだけど、どうもそれどころじゃなくなってきた。膨大なるデータ処理が終わらな~い 連日夜更けまで働いてます。
ま、D社時代は22時が“定時”、へたすりゃ明け方・・だったからな。それに比べればマダ楽勝。
オシゴトがあることに感謝して、今日も元気に出動~
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コメント
私もツボの中に入りたい
って、私が私の中に入るの?!
私の中はどうなっているの?
ツボ中の天地
まあ、そんなもんかしら?
投稿: ツボ | 2009年5月28日 (木) 11:41
ツボの中にツボさん・・・
ちょっとショックなできごとに遭遇して動揺してたんだけど、ベタに笑えたおかげで立ち直れそう。
ありがとーございますー。
>まあ、そんなもんかしら?
そんなもんですね。
そーだ、そんなもんだ。いいかぁ、どーでも!
投稿: にゃみにゃみ。 | 2009年5月28日 (木) 23:15