『神の火』
オリンポスの神々を欺いたプロメテウスのように・・ 原子力を巡る国際謀略をテーマにした、泥沼の虚無を漂うどろりと重いテイストの高村ワールド。『黄金を抱いて飛べ』も、土佐堀川あたりの風景がよく登場したけど、この作品にも肥後橋界隈が出てくる。あ、あのビルのことかな・・などと思いながら読み終えた。
兵器以外の原子力については、肯定も否定もできない私ではあるが・・こういう作品を肯定派が読むと、鼻でせせら笑うのであろうか。
高村作品はへヴィなので、読むのにとても時間がかかる。都合一週間ちかくかかったのではないだろうか。ナニゲに助っ人状態がマダ続いているから、どんどん本が読めるんだけど・・ さー、今日も暑いけど出動だ。
『神の火』
高村薫 著
新潮社 刊
※初出:1991年、新潮社より書き下ろし
1995年、文庫にて全面改稿
1996年、文庫版を元に新刊行
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コメント
だんだんわかってきた
食べ物
山
本
今日明日は山は行かんだろうから、次はやっぱり食べ物関係かな?
投稿: ツボ | 2009年6月25日 (木) 16:32
ツボさん・・・見抜きましたね。
この脈絡のないごった煮サイトの性格を。
こんなカオスな世界ではなく、“とりとめのある?”内容を目指して取り組んでるのが別室の「うりぼうROOKOのうろうろかんさつ日記」です。
結果的にごった煮になりつつあるかも・・・ですけど、
よかったらアッチにもコメント入れてくださいねー。
★別室・・
http://www.ekiblo.jp/user/uribou/vsm22/
投稿: にゃみにゃみ。 | 2009年6月25日 (木) 21:36