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『自分は死なないと思っているヒトへ -知の毒 』

養老センセの「都市論」やYoro_jibunha「脳」を巡るエッセイ。「生老病死=自然」はヒトの“意識”の外にある=「コントロールできない」。都市=ヒトの意識が作りだしたものであり、戦後の日本は徹底的に都市化を進めることによってコントロールできないもの(=自然)をとことん排除してきた。
 死にそうな病人も、出産も、それは「自然」なので病院に隔離して、「生老病死」を日常から締め出した。
 ヒトが住む場所は人工的なもので囲って、「脳」が作りだした「意識の世界」に生きているのが現代人・・。
 なぜゴキブリがあれほどまでに嫌われるのか。ナゼ人前で裸になってはいけないのか。それは「人工」でなく「自然」に属するものだから。

 孔子が「女子と小人は養い難し」とノタマったのは、コントロールできないという意味であるそうだ。男に比べると女は、大人に比べると子供は自然に近いということ。カラダが女でアタマがコドモなにゃみにゃみ。は、とっても自然=反都市ってコトだよな。脳とかオトコには制御不能ですぜ。(意味不明・・)

『自分は死なないと思っているヒトへ -知の毒 』
養老孟司 著
大和書房 刊(だいわ文庫)
初出/『脳と自然と日本』(2001年3月)、『手入れ文化と日本』(2002年11月)

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