図書館の棚卸し前にまとめて本を借りたものの、
俄かに忙しくてほとんど読めないままに返却期限が来てしまった。何冊か読んだ中で心に残ったのは・・辻井喬さんの『西行桜』。
数編のお能に題材をとって書かれた短編集で、「竹生島」「野宮」「通盛」「西行桜」などタイトルだけでもわくわくしてしまった。格調高い文体でしっとりと描き上げられた小説は、花便りを心待ちにする季節に読むのにぴったりだった。
『西行桜』
辻井喬 著
岩波書店 刊 2000年5月 初版発行
ところで・・・
昨日ちょこっと岡本の櫻守公園を偵察してきた。
エドヒガンが咲き始めていたが、ササベザクラはまだまだだった。
でも、そろそろお花見の計画立てないとねー。
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