神話の山々を巡る 広島ツアー②
どこまでも緩やかな山々が連なる、穏やかな景観。
眺めていると、とても心が癒される・・
初めて来た山だけど、とてもお気に入りに。条件がいいと宍道湖や大山まで見えるそうだ。
柔らかなパステル色にかすんだ空であまり遠くまで見渡すことはできなかったが、しばし景色を楽しんだ。
再び出雲烏帽子とのコルへ下り、御陵に向かって登り返し。傾斜がきつくないので、登っていてもとてもラク。静かなブナの森の中をお喋りしながらのんびりと進む。
比婆山は、古事記に「かれその神避りし伊邪那美の神は、出雲の国と伯伎の国の境、比婆の山に葬りき」と記されている通り、国生みの女神・伊邪那美命(いざなみのみこと)が葬られているとされ「御陵」と呼ばれている。
巨大な古墳があるとのことだが、どこが古墳なのかは判然としない。栂(イチイ)の巨木に守られた静謐な神域にご神体の巨石が鎮座している。
清らかな“気”に満ちた、とてもよい場所。「イヤシロチ」というのはこういう場所のことではないかと感じた。「門栂」と呼ばれるイチイの巨木。圧倒的な存在感がある。
「池の段」からは吾妻山(左)、比婆山(御陵=右)がよく見える。
吾妻山は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が比婆山に眠る伊邪那美をしのんで「わが妻よ」と呼んだことから名づけられたという。比婆山系で最も高い「立烏帽子」。
べつにそうとんがった山でもないが、標高1299mで、広島県内ではベスト5入りする高さの山だとか。立烏帽子の東側にある駐車場の避難小屋でお昼ご飯を食べ、県民の森へと下るが、急に空が暗くなったと思ったら、雪がちらつきはじめてびっくり。
まるで冬山にいるかのような風音が吹き渡り、「どゆことですか?」という不思議な天候であった。かと思えば、ぱーっと晴れてぽかぽか陽気になったり。わけのわからん空模様であった。
お昼過ぎに県民の森へ下山し、「美味しいジェラート屋さんがあるけど寄ってく?」ってコトでこちらへ・・
牧場直営のお店で、搾りたてのミルクと地元食材で手づくりされるジェラートが大人気なのだそう。マタタビ?ウワミズザクラ? ナゾのメニューがいろいろ・・
気になるけど、そんなにいろいろは食べられないし・・と思っていたら・・
ちょこっとおまけで添えてくれた。メインチョイスのイチゴも美味しかったけど、またたびも不思議な美味しさだった。
★グリーンフィールド西城
広島県庄原市西城町小鳥原347番地1
0824-84-2711
月曜定休(祝日の場合は翌日)※11・12・3月は土日祝日のみ営業、1・2月は全休さらに・・ナゼか「ラーメン食べたい!」モードで、「しなとらラーメン庄原店」へ。
ノリが山盛りの「のり塩ラーメン」をチョイス。背脂たっぷりのコクのあるスープだけど、のり効果でさっぱり美味しかった。
★しなとらラーメン庄原店
庄原市板橋町293-3
0824-72-0338
7:00~19:00、火曜定休新幹線の東広島駅まで送ってもらって解散。さすが、酒の街だけあって改札のところに杉玉が。
地元の銘酒の展示もある。
「こだま」は1時間に1本しかないけれど、とても空いていて、ゆったりのんびり、列車の旅を楽しんだ。旅のお供はやっぱりコレ。
心地よい酔いにうとうと・・「終点ですよー」と新大阪で車両整備のヒトにゆりおこされるまで爆眠していてびっくり
和やかですてきな山旅。“広島の兄仙人”のおかげでとっても楽しい二日間を過ごすことができました。ありがとうございました。
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コメント
う~ん・・・
なんという曖昧さ。
立烏帽子は5番目でした。
あいだを2つも抜かすなんて・・・
古い岳人に怒られそう。
やはり「ヌケタおっさん」でした。
お疲れ様でした。
投稿: hori | 2010年5月 1日 (土) 17:00
え?5番目?
でも、立烏帽子ですれ違った二人組の片割れさんが
「広島で3番目に高い・・」って連れの方に言ってて、
「同じ話してるなー」と思ったんですけど・・・
同じ勘違いをしてる人がたくさんいるとか
投稿: にゃみにゃみ。 | 2010年5月 1日 (土) 17:50