金剛山系・四月の花たち
久しぶりに金剛山へ行った。お目当てはこの花・・
キンポウゲ科のニリンソウ。
イチリンソウに比べると花が小ぶりで、とても可憐な印象。じつはニリンソウを見るのは初めて。必ずしも二輪が同じ株から出ているわけではなく、しかも二輪は時間差で咲くみたい。
同じ葉の基部から花茎を伸ばしているけど、片方は咲いていてももう片方はつぼみというのが多かった。真っ白な花から薄いピンクがかったものまで若干の差異があるが、一面絨毯を敷き詰めたような群落を形成するのは本当に見事。見頃はまだもう少し先という感じがした。
スプリングエフェメラルの一種で、早春にいっせいに花をさかせたあとは、地上部が消失してほかの植物に場所を譲るのだとか。奥ゆかしいと見るか、競合を避けるたくましい戦略と見るか。
同じようなエリアにたくさん咲いていたのが、ヤマルリソウ。
ムラサキ科の可憐な花で、六甲山でもときどき見かけるが、金剛山では驚くほどの大群落を形成している。
淡いブルーがなんとも上品で、可愛らしい花。山腹から山頂部までたくさん見かけたのが、ミヤマカタバミ。これも六甲山ではあまりたくさん見ることはないので、珍しくてついつい激写モードに。とても清楚で可憐な花だ。
※カタバミについては先日の記事・・・ココ!そして、山頂部にはカタクリの群落が。
極にゃみ的には、カタクリなんてのは信州とか北陸の高い山に行ったときにちらっと見るもので、こんなふつーの場所にふつーに咲いているってことを知らなかったのだ。
金剛山の自然、なかなかすごいやん!と思ってしまった。何しろカタクリって花は、発芽してから開花まで7年もかかるという非常にのんびりとした時間軸で生きている植物。大事にしてあげないと花を咲かせるまでに枯れてしまったりするかもしれないのである。
ほかにもいろいろと日頃見慣れない植物があったのだが・・
ケシ科キケマン属の「キンキエンゴサク」?
※参考・・・ココ!キンポウゲ科シロガネソウ属の「サイコクサバノオ」?
※参考・・・ココ!ユキノシタ科の「ミヤマネコノメソウ」?
※参考・・・ココ!
まだほかにもいろいろ見たので、ぼちぼち調べてUPしようと思います。
掲載しているもので間違いがあれば、ご指摘いただけると幸いです。
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コメント
K谷ですか。今年は4月に寒い日が多く、開花が遅いようですね。
カタクリ、10日ほど前 見に行った時にはまだ固いツボミでした。。
金剛山のショウジョウバカマは見ました?
笑っちゃうぐらい威勢良い咲き方してます~
投稿: オーパス | 2010年4月28日 (水) 00:51
先日ボッカトレで行っておられましたねー。
前日の情報では「あまり咲いてない」ってことだったんですが、この日は天気がよくて暖かだったのでバッチリでした。
けど・・ショウジョウバカマは一株も見なかったんですけど・・・どこにあったんだろう?
投稿: にゃみにゃみ。 | 2010年4月28日 (水) 06:59