六甲山のササユリ
昨日、六甲の山を歩いていて、数箇所で複数のササユリを見つけた。草原の減少と、盗掘?などにより激減していると言われており、現に私もこれまで六甲山地では2007年に一度見たことがあるだけなのだが。
一箇所は、草原化調査が行われているエリアで、前回の調査時につぼみを発見していたので、その後どうなったのかを確認しに行ったのである。
ところが、そこに到着する前にデジカメを手にうろうろしていたら、通りかかったオジサマから「そんなとこ、何も咲いてへんやろ。花が咲いてるところ、教えたろか」と声をかけられた。どこのナニ?と思いながらついて行ったら、案の定その株のある場所。別れ際に「獲って帰ったらあかんで」と言われ、ちょっとむっとしたら、もう一人のオジサマから「しっかり顔覚えたからな」って言われた
“人を見たら盗人と思え”ってやつですか。だったら見知らぬヒトに教えなければいいのに。矛盾してませんかね。
ま、教えるもくそも、とっても見晴らしのいい場所で堂々と咲いてるのだけれど。結実するまで手折られたりしませんように。
そのあと・・東六甲縦走路沿いでさらに2株発見。意外とあちこちでしっかり生息しているのでは・・とうれしくなった。野の花は野にあってこそ美しい。ササユリは発芽から開花まで7年もかかるのんびり屋さん。どうかそっと見守ってほしい。
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