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憧れの船窪小屋

七倉岳を下り、ガスの中を歩いていると鐘の音が聞こえてきた。Dsc00251“お母さん”の美味しい手作りご飯で評判の船窪小屋のスタッフが鐘を鳴らして出迎えてくれたのだった。お茶をいただき、一服してから水場へ水を汲みに行く。小屋から水場まで15分くらいかかり、調理用や飲み水は全てスタッフがボッカで運んでおられる。行動用の水を買うこともできるが、可能なら自分の必要分は自分で運ぶ方がいいと思う・・が、

Dsc00268ココの水場は非常に不安定なガケ下にあって、アプローチするだけでもとてもスリリング。
15年ほど前に長い縦走をしたときにこの水場でアタマを洗ったことがあるのだが、あまりの冷たさに脳天まで凍った覚えがあるが、今も水は強烈に冷たくて美味しかった。


Dsc00292楽しみにしていた夕食は、評判どおりの素晴らしい内容。山菜の天ぷら、エスニック風の味付けをしたじゃが芋の春巻き揚げ、お母さん手作りの蕗味噌を乗せた冷奴、優しい味付けの煮物、地元産紫米を混ぜたご飯。出来合いのものではなく、丁寧に手作りされたものばかり。


Dsc00296電気も冷蔵庫もない山小屋で、地の食材にこだわり、手間ひまを惜しまず工夫をこらして作られたメニューの数々はどれも本当に美味しかった。愛情を感じる味わい・・




Dsc00300デザートのゼリーも手作り。自家製のサルナシ酒に栂池産のルバーブを入れたもので、とても爽やかな味。





Dsc00307夕食後は山の日没を眺めようと外へ・・
すると、東の空にみごとなブロッケンが出現。
ガスがかかったり、さーっと晴れたり、めまぐるしく変わる空模様がドラマチックで、見ていて飽きなかった。



Dsc00334日没を見届けて、すっかり寒くなったので囲炉裏に火が入っている小屋へ。






Dsc00340この日は比較的客数が少なかったので、不定期で開催される“お茶会”があるのだ。
ネパールのお茶をふるまっていただき、みんなで自己紹介をしたり、小屋のご主人のお話を聞いたり。
暖かな囲炉裏を囲んでランプの光の下でまったりとしたひと時を楽しんだ。

翌朝は・・・

Dsc00347夜明け前に起き出して外へ・・・見事な雲海が広がっていた。







Dsc00348やがて、
東の空が赤く染まって・・







Dsc00366雲の上にお日さまが顔を出した。
今日もいい一日が約束されたような美しい日の出。






Dsc00393美味しい朝ごはんをいただいて、のんびりと下山。







Dsc00403槍穂を眺めながら、七倉へ下山した。
小屋で同宿だった地元の女子ペアが車に便乗させてくださると言うので、一緒に葛温泉で汗を流し、大町駅まで送ってもらった。
天候にも恵まれ、とてもよい山旅であった。

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コメント

おかえりなさいました。

暑っち~よ。毎日。


投稿: hori | 2010年8月11日 (水) 22:22

にゃみさん~
行ってこられましたね
素晴らしい朝焼け
行ってみたかったです・・・
自宅でくすぶっておりました

大変なルートでしたか?
また聞かせてくださいね

投稿: ぐり~ん | 2010年8月12日 (木) 13:40

horiさん、めっちゃお久しぶりです。
お盆休みはゆっくりお過ごしになれたでしょうか。
ずーっとお忙しそうなので・・ストレスためないように
なさってくださいねー。

ぐりーんさん、
今回は残念でしたね。
まずまず天候にも恵まれ、とてもよい山行でした。
また詳しく記事まとめますけど・・

機会があればぜひお勧めのコースですよー。
コマクサきれいだったー。

投稿: にゃみにゃみ。 | 2010年8月15日 (日) 16:08

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