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2010神無月 六甲山花暦

この週末に六甲山で出会った花。まずは23日に油こぶしから六甲山上で見たもの。
Dsc03853油こぶしで見つけた「ワレモコウ(吾亦紅)」。バラ科の多年草で、秋の草原を代表する可憐な花。







Dsc03884もうほとんど花が終わっていて、小さな花が一輪だけ残っていたのがキク科ヤマボクチ属の「キクバヤマボクチ」。葉の裏に細かい毛が生えていて、昔はそれを乾燥させて火を起こすときに火口(ほくち)に使ったと言われている。信州飯山市の「富倉そば」にはこれの類縁種である「オヤマボクチ」の葉裏の毛がつなぎとして使われているという。

Dsc03897花火みたいなかわいらしい姿をしているのは・・ヤマウドの花。ウコギ科の植物は新芽が美味しいものが多いが、ヤマウドもそのひとつ。この株は道端にあるにもかかわらず、盗られることもなく、無事に育っているのがとても不思議。




Dsc03903シソ科の「ナギナタコウジュ」。片側にだけ花がついて少し反り返る花序を長刀に見立てたもの。







Dsc03908夏の花なのに、まだ咲いていて驚いた「キツリフネ」。いつまで咲いてる気ですか~?
ツリフネソウ科の一年草。






Dsc03911ナゼか今頃咲いている、初夏を代表する「ウツギ」。この異常な気候でうっかり咲いてしまったものか?
咲いてしまったものの、明日から冷え込んだらちょっと気の毒かも。




Dsc03925一応この季節らしいのは「ヨシノアザミ」。
キク科アザミ属、とげだらけだけど美しい。







Dsc03933この季節ならではのステキな落し物。
小さくて可愛らしい、アケビの実。



それから、昨日のコラムでもちらっと紹介したけど、24日に逆瀬台の上部から蓬莱峡にかけての東六甲エリアで見たもの・・

Dsc03955まだまだ見ごろの「マルバハギ」。
どの株も花がたわわ。







Dsc04031ちょうど見ごろを迎えた「コウヤボウキ」。キク科の個性派だ。







Dsc04059観察会のお目当てのひとつだった「センブリ」の紫花。
リンドウ科らしい可憐な花。
株によって少しずつ色味が違っていて、濃淡がいろいろ。




Dsc04089_ccふつうはこんな感じの白い花が咲く。
これはこれで美しい。







Dsc04121湿原状の場所では、可憐なウメバチソウも・・








Dsc04123こんな過酷な環境のバッドランドに、こんな可憐な花が見事に適応して咲いているというのはなかなか感動的。

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