2010神無月 六甲山花暦
この週末に六甲山で出会った花。まずは23日に油こぶしから六甲山上で見たもの。
油こぶしで見つけた「ワレモコウ(吾亦紅)」。バラ科の多年草で、秋の草原を代表する可憐な花。
もうほとんど花が終わっていて、小さな花が一輪だけ残っていたのがキク科ヤマボクチ属の「キクバヤマボクチ」。葉の裏に細かい毛が生えていて、昔はそれを乾燥させて火を起こすときに火口(ほくち)に使ったと言われている。信州飯山市の「富倉そば」にはこれの類縁種である「オヤマボクチ」の葉裏の毛がつなぎとして使われているという。
花火みたいなかわいらしい姿をしているのは・・ヤマウドの花。ウコギ科の植物は新芽が美味しいものが多いが、ヤマウドもそのひとつ。この株は道端にあるにもかかわらず、盗られることもなく、無事に育っているのがとても不思議。
シソ科の「ナギナタコウジュ」。片側にだけ花がついて少し反り返る花序を長刀に見立てたもの。
夏の花なのに、まだ咲いていて驚いた「キツリフネ」。いつまで咲いてる気ですか~?
ツリフネソウ科の一年草。
ナゼか今頃咲いている、初夏を代表する「ウツギ」。この異常な気候でうっかり咲いてしまったものか?
咲いてしまったものの、明日から冷え込んだらちょっと気の毒かも。
一応この季節らしいのは「ヨシノアザミ」。
キク科アザミ属、とげだらけだけど美しい。
この季節ならではのステキな落し物。
小さくて可愛らしい、アケビの実。
それから、昨日のコラムでもちらっと紹介したけど、24日に逆瀬台の上部から蓬莱峡にかけての東六甲エリアで見たもの・・
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