巨岩が点在する交野へ・・・
生駒山地の北端、交野のあたりは、花崗岩の巨岩が点在する面白いエリア。まずは「獅子窟寺」へ行った。開基は役小角で、聖武天皇の勅願により行基菩薩が堂塔を建て、後に空海も修法したと伝えられる由緒ある古刹。弘仁期の作と伝えられる国宝の薬師如来が祀られている。
いつもは大人数でざわざわと通り過ぎていたため気づかなかったが、ひとりで訪れてみたら、とても清浄な気と、何かプラスのパワーに満ち溢れた地であることがわかった。そのせいか、出会う人々がみな揃って感じがよかった。
近頃、山で挨拶しても返してくれない中高年がよくいてがっかりさせられることも多いが(若い人はだいたい感じよく挨拶を返してくれる)、今日ココで出会った人たちは、中学生たちも、散歩のご老人も、みな心地のいい挨拶をしてくださった。
よい人が多いからよい気が満ちるのか、よい気が満ちている地だからよい人が多いのか、どっちなのかはわからないけど。
道標が整備されているにも関わらず、なかなかルートがわかりにくいところもあり、地図とコンパスを握り締めて傍示から交野山へと向かう。交野市(かたのし)の山「交野山(こうのさん)」は、見事な神奈備の山で、山頂には古代巨石信仰の対象であった「磐座」が鎮座する。
ココも、なんとも言えず気持ちのいい場所。
こういう場所に神が降臨するって、古代人じゃなくてもナットク。
ぐる~り。
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コメント
>誰に見せようと咲いているわけではないのに
そうなんですよねー。
草花も、木々も、山も、川も、岩も。
でも、癒されますよね。
囲いをした花より、
柵の中にある何かより、
自然なままでそこにあるものに、
より惹かれるように思います。
投稿: にゃみにゃみ。 | 2010年12月28日 (火) 09:06
そうでしたそうでした!星野富弘さん。以前、職場の自分の机上にこのカードを置いていました。誰に見せようと咲いているわけではないのに、山歩きで出会う草花は人を幸せにしますよね。わけではないから、かな。なにやらゆかしすみれ草、ですね。この風景も、仕組まれたものではないのに誰もが畏怖を感じる・・人の中に共通して流れている何かがあるんだろうなあ、と思います。
投稿: masakohan | 2010年12月28日 (火) 08:33
>「山から下りてきた人はみな美しい顔をしている・・」
やっぱり清浄なものに触れると、
俗世の人間でも清められるのかもしれませんねー。
山へ行こう
そして あなたの造られた風景を見よう
花のまわりに 囲いがあるだろうか
崖の上に柵があるだろうか
小さな心にさえ囲いを作っている私
(星野富弘)
下りて来たら、あっという間にまた“くっついて”しまうけれども・・
やっぱり行きましょう~。
投稿: にゃみにゃみ。 | 2010年12月28日 (火) 07:54
「山から下りてきた人はみな美しい顔をしている・・」と、誰かの詩の中にあったのを思い出しました。「山へ行こう。そして、あなたのつくられたものを見てこよう・・」というのは誰の言葉だったかな?ほんとうに清々しい風景ですね。身につけた諸々の不要なものを洗い流してもらえそうです。(下りてくると、あっという間にまたくっつけてしまうんですけどね(><)。)
投稿: masakohan | 2010年12月28日 (火) 07:34
うーん・・・
磐座は神様なんでねー・・・
でも、ホントあちこちにごろごろしてるんで、
ボルダってる人もいるような気が・・・
たしか、Rーデンスの若い衆が登ってるって話を聞いたような。
投稿: にゃみにゃみ。 | 2010年12月28日 (火) 06:59
きょ・・巨岩ですか!!ズルっ(よだれ)。
巨乳より好きかも・・・
開拓の可能性がありますか?
投稿: HIROganesh | 2010年12月27日 (月) 23:20