文楽四月公演
久しぶりに文楽の公演を見に行った。大阪・日本橋にある国立文楽劇場。
演目は、『碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)』という仇討ものと、近松門左衛門の『女殺油地獄(おんなころしあぶらのじごく)』。吉原の遊郭で田舎娘が東北弁を遊女たちからからかわれる、と言う場面があるのだが、なにしろ上方文芸の文楽だから、基本が大阪弁。からかってる側が大阪弁で、なんだか面白かった。
近松の方は、もうどうしようもないキレた若者・・が現代的と言うかなんと言うか。とんでもないことをしでかす若者のニュースを見るにつけ、「まったくイマドキは・・」って思うけど、昔から結局どうしようもないやつはいたってことか・・・
文楽特有のデフォルメされた動きはコミカルなんだけど、どちらもどよんと重たいテーマだった。
★四月文楽公演 ・・・~24日まで
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