飛び金
昨日の沢レスキュー講習会のおさらい。
沢では、クライミングエリアと異なり、ボルトやピトンなどの人工的な支点はあまり期待できないが、立ち木や河原にあるごろ石などを使って強固なアンカーを構築することができる。
※例;「石八」
開けた河原であれば話は別だが、ヘリでアクセスできない場所も少なくないため、救助活動には引き上げや引き下ろしなどの技術が必要となることが想定される。背負い搬送するには足場などの条件が悪いことも多い。引き上げなどを行う際に、立ち木や岩などが邪魔をして直線的にラインを引くことができない場合、ラインを屈曲させる技術が「飛び金」である。
障害物を避けるように方向を変える中間アンカーを構築する。アンカーにはムンター+マリナーノットをセットして引き上げロープを通す。まずは中間アンカーに向かって引き上げ、中間アンカーまで来たら、マリナーを解いてムンターも解除。
このリリースシステムをセットしておかないと、ロードがかかった状態でアンカーポイントを通過することはできない。また、この写真ではプーリーを使用しているが、ココがロッキングビナだと摩擦抵抗が大きいので、引き上げに余分な力が必要になる。
※沢でのレスキューが困難であるという事例:
『ひび割れた晩鐘 ―山岳遭難・両足切断の危機を乗り越えて』
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