比良山系で活用!「レスキューポイント」
先日出席させていただいた「全国山岳遭難対策協議会」のレポートその②。警察庁生活安全局地域課・課長補佐笠井成樹氏による「平成22年中における山岳遭難の概況」に関する報告に続き、大津市消防局警防課副参事・消防司令重盛篤樹氏から、「大津市消防局における山岳遭難対策の取り組みについて」が報告された。
・比良山系における山岳救助件数は、H17~5年間で100件、内訳は中高年が7割、態様別では道迷いが31%。
・警察と消防が連携して救助活動にあたっている。・ヘリの導入により救助が迅速化。全体の56%がヘリによる救助。
・ヘリ救助が可能な場所を選定し、25コース102箇所に「レスキューポイント」を設定。プレート表示することにより効率的な救助要請を促進、一定の効果を上げている。
・標識の維持管理も必要。ほかの山域にも広げつつある。
・今後の課題としては、増加するトレイルランや沢登り、積雪期登山など。
←山中で季節を問わず目立ちやすい色を採用。退色、腐食しにくい素材で制作している
日本山岳サーチ・アンド・レスキュー研究機構と共同で
★比良山における遭難事故分布 を公表
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