強烈虫刺され！

極にゃみ的には、非常によく虫に刺される。東北の沢に行ったときも、海谷山塊でも、ごく最近では六甲山でも。しかも、刺されると重症化することが多い。
昨日、大岩岳に行ったときに、しつこくアブに狙われた。（ほぼ私だけ。チハルちゃんも狙われてたけど、被害なくてなにより！）
肩に止まった瞬間にチクっとしたのは、すぐに追い払ったからまだましなんだけど、手の甲を食われたのがひどい。下山後少し腫れてるなーと思っていたのが、一晩たったらえらいことに。手の体積推定2倍（当社比）。
なにしろパンパンで「グー」ができない。

これはあとが長引きそうだから、と潔く病院へ行ったら、こんなんされた。医師としてはできることがあまりなかったらしく、「冷やして、注射でもしときましょうかねー」って言われて、“強力ネオミノファーゲンシー”という静脈注射と、“処置”はアクリノールという黄色い液体をガーゼに浸して患部に当て、包帯で固定しただけ…
〆て4,350エンナリ（保険で自己負担額は1,310円）。

経緯を簡単に述べると…

歩いているときに、ウシアブっぽい虫がやたらと周りを旋回していて、追い払いながら歩いてたんだけど、人があまり入らない山域で、先頭を歩いていた私は枝を振り回しながらクモの巣を払っていたので、「チクっ」と痛みが走って血が吹き出たときに、枝か何かにぶつけて切ったのだと思った。小さい裂傷のような感じで痛かったし。

が、読図をしながらの引率だったので、自分のちょっとしたケガなどに注意を払う余裕はなかった。で、次の休憩で傷跡に絆創膏を貼って、そのまま下山したところ…　昼過ぎに少し腫れてきた。その段階で「虫に食われたか」とは思ったけど、すでに手遅れ。
その後のアルコール大量摂取もダメだったと思う。


蚊は針状の口器を差し込んで吸血するのだが、アブの場合は刃物のような口器で皮膚を切り裂き、血をすするのだそう。手持ちの資料には「ブヨは流血し、アブは血がにじむだけ」って書いてあるけど、ブヨ被害でそんなに流血したことはない。種類は不明なれど、今回吸血したのは多分目撃状況からしてアブ。

かなり流血して、着ていたTシャツに血糊が飛び散ったし、さしていた傘にも血痕が点々とついていた。

虫除けスプレーは常備しているが、ある程度汗をかいたらあまり効果がない。とくに毒性が低いとうたっているものはそうみたい。雨だったので、ディートが主成分で、しかも水に濡れてもOKなヒルノックなら効果があったかも。

刺されたのは仕方がないとして、予後を悪化させないためには、刺咬された直後に、インセクトポイズンリムーバーなどで吸出しをすればまだましだったと思う。
やつらは、血液凝固を抑える成分を含んだ唾液を注入するらしく、そのたんぱく質が原因でアレルギー反応を起こすようだ。（アレルギー体質の私の場合）

思うに、劇症化したのには“秋の花粉症”が影響しているのではないかと。先週から風邪気味で、咳が出るのだけど、1週間くらい経っても治らないし、咳の感じが花粉症っぽい。去年もこの時期、ちょっと花粉症が疑わしい症状が出た。

２～３週間かゆみが続く…と聞いてげんなりしている。