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放射能と“食”に関する本2冊

■複合被曝 テレビじゃ話せない! 食と放射能の話
Fukugouhibaku「食品事件のたびに国に提言を続けてきた著者が、はじめて内部、外部の両方で被曝する「複合被曝」の実態と被曝食の問題に斬り込む」(表2より引用)

フクシマ事故以降、政府はひたすら「ただちに健康に影響はない」を繰り返していたが、「健康に影響が出るのは累積の被ばく量」で、チェルノでも影響が現れ始めたのは5年を経過してからだった。事故を少しでも小さく見せたい政府や東電、汚染されていようが売りたい・安ければ買いたい業者などが複合して情報の隠蔽やずさんな検査が行なわれ、検査をすり抜けた汚染食が出回っている実態。
例えば、高濃度に汚染された稲わらをえさとして与えられていた牛がセシウム汚染されていたことが発覚したが、「トレーサビリティの対象」は精肉だけで、ホルモンやタンは対象外なので、汚染牛のものも流通停止にはならなかったなどという恐ろしいエピソードが多数。

『複合被曝 テレビじゃ話せない! 食と放射能の話』
消費者問題研究所代表 垣田達哉 著
WAVE出版 刊
2011年11月 初版発行

■放射能から子どもの「食」を守る方法
Kodomonosyoku「子どもたちには絶対に放射能に汚染された食品を食べさせてはいけない!いま、何を食べさせるかで、子どもの未来は変わるのです」ということで、主に子どもを持つ母親向け?に平易なタッチで書かれた一冊。上記の本がかなり斬り込んだ書き方なのに対し、不安感を抱かせないような配慮(?)も感じられるが・・・。
気になった部分を若干要約。
・チェルノブイリ事故の後、ヨーロッパ諸国でも汚染がひどかったオーストリア政府が調べたデータによると、大気からの吸入による内部被ばくは5%、地面からの外部被ばくは15%、残りの80%は食べ物から。
食べ物のうち、牛乳や乳製品からが39%、肉が16%、穀類・野菜・キノコが26%。

・べつのデータ(ハンブルグでの調査)で、原発事故のあと、食生活に気をつけて汚染度の高いものを避けた人と、気にかけなかった人では、体内に溜め込んだセシウム(134と137の合計)は2倍近い差があった。

・規制値以下の被ばくなら大丈夫、「ただちに健康に影響はない」というが、被ばくの影響は一生消えるものではなく、蓄積されていく。

『放射能から子どもの「食」を守る方法』
消費者問題研究所 編
WAVE出版 刊
2011年12月 初版発行

この2冊は、同じ人が手がけたとは思えないくらいタッチの違いがあるのだが、結論としては
●汚染食品は市場に出回っている。
●汚染食品は最も危険な内部被ばくの原因となる。
●できるかぎり摂取しないよう、情報をしっかりと得て自分の身は自分で守ること。

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