『なぜ、「これ」は健康にいいのか?』
順天童大学医学部教授、自律神経研究の第一人者、そして“予約が三年待ち”という人気ぶりの「便秘外来」でも知られている小林弘幸医師による健康維持の秘訣本。
アスリートや芸能人のパフォーマンス向上にもかかわっている著者が着目するのは、自律神経。交感神経と副交感神経のバランスがベストな状態だと、心身共に健康で最高のパフォーマンスが可能になる、ということをわかりやすく解説。書かれている内容を一言で要約すると
「ゆっくり動くと健康になる」。←ホントに一言
いつもせかせか追い立てられるような毎日を送ってて、過緊張の状態をアルコールでしか解除できないような気がしている私には“効きそう”・・・かも。
『なぜ、「これ」は健康にいいのか? 副交感神経が人生の質を決める』
小林弘幸 著
サンマーク出版 刊
2011年4月 初版発行
健康になるための秘訣、を要約。
■30分の余裕を持つ
余裕を持った行動をしているかどうかが自律神経のバランスに大きな影響を与える。時間を気にしたりあせったりすると呼吸が浅くなって、血流が低下することにより、脳の活性も低下。思考力、判断力、発想力も低下する。
■酒を飲むときは同量の水を飲む・飲んだ後は寝る前・起きたときに水を飲む
アルコールは一種の興奮剤なので、交感神経を刺激し、副交感神経を低下させる(←つーコトは酒でリラックス、ってのは勘違いか?)。深酒は交感神経を刺激し続けて血管収縮が長く続く上、脱水するので血管に大きなダメージを与える。
■便秘予防に朝一番に水を飲む
寝ている間に脱水した分を補うだけではなく、「胃結腸反射」を誘導して副交感神経を刺激する。
■食事は一日3回
栄養的には3食とる必要はないが、食事をすることによって腸への刺激を与えることになり、働きを活性化するから。ダイエットをするなら、朝食や夕食を抜くのではなく、飲み物だけでもおなかに入れることが重要。食事を抜くのではなく、規則正しい生活と、カロリーを控えめにして適度な運動をするべき。日中はアクティブに、夕方からはリラックスして過ごすようにメリハリをつけること。
■ジョギングよりウォーキング
健康」ということを考えるのであれば、呼吸が浅くなってしまうような運動よりも、ウオーキング程度の軽い運動で充分。理想的なのは夕食後に30分以上の散歩。朝のジョギングは避けた方がいい。
■間違ったストレッチはケガの元
筋肉は一度伸ばしてしまうとなかなか元に戻らない性質を持っており、伸びてしまったら柔軟性が損なわれるばかりか、稼動域が狭くなるので、動きが悪くなる。運動前にストレッチをすることは筋肉にとっても自律神経にとってもマイナスに働き、却ってケガの元になる。ウォーキング程度の運動であればむしろストレッチはしないほうがいい。
「正しい準備運動」は4つでOK。
■あせったときは「ゆっくり早く」動く
いらいらするときやあせっているときには、意識的に「ゆっくり」話たり動いたりして、ゆったりとした呼吸を心がける。
要するに「平常心」を保つのがとても重要・・ってことですな。
★「正しいストレッチ」
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コメント
70歳だなんて!もっともっとお元気ですよ、きっと。
アルコールが入った状態であまり運動しちゃだめですよね。飲んだ後はさっさと寝る!が正解だと私も思います。
投稿: にゃみにゃみ。 | 2012年4月 6日 (金) 21:56
平凡な生活なので、ほとんど要約どおりですけど、Hは70歳まで生きれるのかな?と思っています。
要約で一つだけ異なるのは食後の歩きですね。アルコールが入っているので食後に歩きはできません~。
投稿: カメさんH | 2012年4月 6日 (金) 21:44