花の谷へ・・・
「山と高原」地図では破線表記の“花の谷”。
以前はマイナーなコースで、会う人も稀だったように思うが、ここ数年訪れる人が増えているような気がする。稀少な花を含め、たくさんの花が咲くことがブログなどによって広まり、多くの人の知るところとなったのだろう。
ただ、これらの花が好む環境は、非常に脆弱で、特に踏圧には弱い。つまり、多くの人が訪れ、踏み荒らされると絶滅してしまう可能性があるということだ。
自分も行っておきながらこんなことを書くのは顰蹙モノかもしれないが・・・
気になったのは、大人数のパーティが多かったこと。そして、その中には行き先がどこなのかもわかっていない人や、植生や植物についての知識があまりなさそうな方々が少なからずおられたこと。
「ええトコあるねん。連れて行ったろか?」と声をかけられて来たのだろう人々。
べつに立ち入り禁止区域でもないし、誰が来ようが勝手なのだが、脆弱な環境であることを把握した上で、メンバーに注意深く歩いてもらうように徹底するなどの配慮がリーダーには不可欠だと思う。私なら大人数であのコースには行かないし、誰かを伴って行くのなら、その方にはなるべく負荷をかけない行動をお願いする。
一般ルートとは言え、まるきりの初心者が気楽に行けるコースではない。滑落による死亡事故も起きている。安易に人を連れて行くのはよくない、と思うのは“身勝手”だろうか。
★記録●
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