極にゃみ的大好物“イタドリ”
関西ではあまり一般的ではない食材のようだが・・・タデ科の多年草「イタドリ」。「虎杖(こじょう)」とも呼ばれ、古来民間薬として使われてきた。子どもの頃、春先になると祖母に連れられて新芽を摘みに行き、皮むきのお手伝いをしていた思い出がある。
皮がつるりと剥けるので、なかなか楽しい作業。生でも食べられるが、すっぱくてややえぐみがあるので、しばらく水にさらす。むかし、祖母が作ってくれた薄揚げと炒め煮にしたものが大好物だったが、少し煮過ぎると崩れて溶けてしまうので、土佐煮風にごま油でさっと炒めて醤油と鰹節で味付け。
ほんのり酸味が残ってるくらいが好き。逆瀬川の上流の川原で摘んでいたら、同じように摘みに来ていたおじさんが「僕はサラダで食べますよ」って言ってた。水でさらしてからマヨネーズで和えるそう。それも一度やってみなければ。
ところで、
調べてみたら、和歌山や三重県の南部、奈良県の十津川村あたりでは「ごんぱち」、秋田県では「さしぼ」と呼び、食べる習慣があるそうだ。海外ではルバーブの代用でジャムにするという話も。
私にとっては“美味しい春の野の恵み”なのであるが、国際的には「世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000)」 選定種の一つ。
原産の日本ではほかの植物とほどほどに競合しながら適応しているが、かつて観賞用として移入した(←ナゼ?)イギリスでは、爆発的にはびこって、とてつもない猛威をふるっているらしい。地下茎を伸ばして増えるのだが、これが道路の舗装や建物を破壊して大問題になっているそうなのだ。
かつて、日本にセイタカアワダチソウが侵入したときに爆発的に分布を広げたのと同じような現象だろうか。
移入種は、ときとして元々ある生態系を撹乱してとんでもない現象を引き起こす。動物にしても植物にしても、安易に移動させてはいけないということ・・・
イギリスの人たちもどんどん食べればいいのにな。
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コメント
にゃみにゃみ。さん、こんにちは~。
僕もイタドリ大好きですよ。先日、有川浩さんの「植物図鑑」を読んでいたら、フキノトウやワラビやツクシと並んでイタドリが出ていたので嬉しくなっちゃいました。
ところで、丹波のなっちゃんちの近くにタラの木の大群落を発見しました。
来年くらい、一緒にごっそりいただきに行きませんか?
投稿: 助役 | 2012年5月 9日 (水) 14:55
助役さん、こんにちはー
助役さんもイタドリお好きでしたかー。
美味しいですよね。手軽に見つけられるし、少々摘んでも絶滅しそうにないし。
偶然ですが、有川さんの「植物図鑑」、今日予約したところなんですー。楽しみ。
タラの大群落、ぜひぜひお誘いください!!
なっちゃんにも会いたいなぁ。
赤ちゃん大きくなったかなぁ。
投稿: にゃみにゃみ。 | 2012年5月 9日 (水) 15:01
こんにちは~ごぶさたしております。
最近、鶏料理が好きで、mixiでタイトルみて「お~。なんの鶏料理?」とわくわくしてクリックしたら、、、鶏じゃなかった
偶然にも名前がでてたので、勘違いでクリックしてよかったですうちのあずちゃんは、ミルクを制限されてるので、まだまだ小さいんですが、めっちゃ元気です
いま、助役さんに借りた「続・三匹のおっさん」を読んでいるところです。すっかり有川浩のファンになってしまってます。
私も、にゃみさんに会いたいなあ!来年は、山菜とりに^^
投稿: なつ | 2012年5月 9日 (水) 17:29
なっちゃん!
タイムリーで懐かしすぎ!
今日、助役さんのコメントをいただいて、
数年ぶりでmixiにログイン。
なっちゃんがどうしてるかみたくて!!
会いたいなぁ。あずちゃんにも!
投稿: にゃみにゃみ。 | 2012年5月10日 (木) 00:21
お久しぶりです!
私も子どもの頃、道端に生えているイタドリをポキンと折って、かじってました。広島ではスカンポと呼んでいたような。。。?
投稿: chika | 2012年5月10日 (木) 08:57
chikaさん、お久しぶりです~。
そうそう、道端で摘んで、そのままかじってましたよね。
すっぱいからそんなにたくさんは食べられないけど。
広島は「すかんぽ」なんやー。
投稿: にゃみにゃみ。 | 2012年5月10日 (木) 19:55