紀伊田辺“味光路”「紀州魚介庵 かんてき」
今回の熊野旅のシメは、帰りのバス待ち時に立ち寄った地魚が美味しいお店。
駅前商店街からちょっと怪しげな横丁へ。かつて“親不孝通り”と呼ばれていたという、飲み屋が軒を連ねる味光路にあると聞いた居酒屋さんを探して…。
あ、あったあった!「かんてき」・・・ココや!
一見客がひとりで行くには、ちとディープな通りなのだが、前日に大塔山で偶然出会った方が大将だというお店を訪ねて。
雑居ビルの一番奥にある。店内はカウンターとテーブル席があり、広々。
突出しとしてまず出てきたのは・・・
見たことのない巻貝。「トッコロ」という名前だそうで、小さなツメを金串でひっかけて身を出して食べる。軽く味付けされていたが、なんとも濃厚な磯の香りが美味だった。
調べてみたら、高知あたりでは「チャンバラ貝」と呼ばれているもののようで、正式には「マガキガイ」というらしい。
★マガキガイ
造りは大将にお任せして盛り合わせにしてもらった。
皮目をさっと炙ったアジ、カツオ、カツオの心臓(!)、ハモ。どれも超新鮮で美味しかった。
★紀州魚介庵 かんてき
田辺市湊味光路1163-8
0739-26-1081
17:00~23:00
水曜、第3木曜定休
あとはお任せ(特別メニュー?)アレコレ・・
スミマセン、常連でもないのにスペシャルメニューにありつかせていただいて。
まずは、タチウオのハラミを炙ったもの。一般には出回らない(捨てられる?)ものだそうだが、とろりとした脂身の美味しいことといったら。
これまた、一般には出回らないというハモの子の卵とじ。上品な旨みがなんとも言えない。
ココに来たらぜひ味わってみようと思っていたのが、昨日ご一緒いただいた田辺のみかん農家の方おすすめの「橙チューハイ」。地元産のダイダイを手絞りして作られるそう。
サッパリさわやか、料理のじゃまをしない品のいい味わい。ついでに注文したのが「清姫ししとう」の焼き浸し。
和歌山はシシトウの名産地だそうで、岩出あたりで作られるねごろ大唐ってのは知ってたけど、有田あたりでは「清姫ししとう」が作られていて、地元では流通するものの、あまり他地方へは出荷されないらしい。
ふつうのシシトウより大振りで、苦味はほとんどなく、柔らかくてとても美味しい。
最後に出てきたのが・・
これまたレアもの、サワラの白子焼き。まったり豊潤、けどくどくはなくて品のいい美味しさ。
アットホームな感じで、とても居心地のいいお店だった。
うつぼ料理で有名だそうで、うつぼが旬を迎える冬にもぜひ来てみたい。
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コメント
monacoちゃん絶対気に入ると思う!
お店の人も感じいいし、何を食べても美味しいし。
山ヤさんに親切なのも得点高し!
(じゃまなデカザックも迷惑がられず…)
近場にあったら絶対通う。
ぜひぜひ、熊野古道とセットで行ってみてー。
あ、酒が進みすぎるので、介護士はマスト!
(バスで帰らなきゃいけないから、生ビール1杯と、酒を1杯と、ダイダイチューハイ1杯の3杯のみ!という覚悟で行ったのに、気づいたら…
バス用の酒も仕入れて乗ったのに、乗るなりバタンキューでした。。。
投稿: にゃみにゃみ。 | 2012年5月25日 (金) 18:56
お料理といい、雰囲気といいサイコーに好きな感じのお店!
本当に美味しいものを知っている方のお店な感じですね。
お酒がすすんでしまいそうなので介護士同伴で行かねば!!
投稿: monaco | 2012年5月25日 (金) 18:25