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「アウトドアの救急法2012」二日目

二日目は、骨折時の固定や大出血のコントロールなど、総合的な対処。
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異物が刺さってしまったような場合の処置とか・・
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最後は恒例のリアルすぎるシミュレーション。4通りの傷病者を設定し、4チームでそれぞれ状況評価から対処まで一連の流れを実践。ショッキングな開放性骨折の傷を見て「無理~!」と叫ぶ子やら、胸部打撲という設定の要救助者に冷静に「肋骨骨折で肺に刺さってたらかなり危険かもね~」とか言い放つ現役看護師とか、アレコレとドラマチックなレスキュー現場が混乱しつつ展開していた。
遠路お越しいただいた悳先生、ご参加の皆さま、お疲れさまでした。

重要なポイントをいくつか要約。
■外傷による推定出血量
 肋骨(1本あたり) 80~100ml
 上腕骨 300~500ml
 下腿骨 500~1000ml
 大腿骨 1000~2000ml
 骨盤(重症) 2000~3000ml
(血液量は、男性で体重のおよそ8%、女性でおよそ7.5%程度とされ、20%が急速に失われると出血性ショックを起こす可能性がある。)
※体表面の外傷に対して効果的なのは直接圧迫止血。
 清潔なドレッシングを当てて、小さい血管で4~5分、大動脈なら15分程度圧迫。固いもの(=骨)に向かってしっかりと押さえつける。


そー言えば、昔々の話だけど、北鎌尾根で上から先行パーティの一人が転落してきたときに居合わせた看護師さんが、アタマから血を流している当人に「傷はどんな感じですか?」って聞かれて、「あ、パックリ開いてますねー」とか言い放ったというなかなか豪胆なエピソードがあったな。
けが人に動揺を与えるようなことを言ってはいけないのは基本中の基本ではあるけど、人間血を見たらやっぱビビるよなぁ。
“血が出てる~”だなんてコトを「言ってはいけない」ってわかっていても、きっと言っちゃうんだろうなぁ。

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コメント

ブヒ子 大活躍やなぁ~

ピン芸人 大好きです☆

投稿: やっすん | 2012年6月20日 (水) 07:52

白衣のぺ天使さんのファンでしたかー。
私もです~^^

投稿: にゃみにゃみ。 | 2012年6月20日 (水) 08:08

白衣のぺ天使として、小さな事だけコツコツやっとりますよ。

投稿: ブヒ子 | 2012年6月20日 (水) 14:35

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