「もういいかい」
そこは地面の底がぬけた
闇の底であった……
そこがどんなところか、誰も知らなかった。
そこは忘れられた国であった。
その“くに”に住んでいるのは、国家によって隠された人々。
ナチスの悪夢、強制収容所と同種の、療養所という名を借りた強制収容所。
そこへ人々が連れて行かれた事実は、まさに不条理としか言いようのないものだった。
国はハンセン病患者を療養所に強制隔離し、
たとえ治癒しても社会に帰ることを許さない、という政策をとった。
ハンセン病患者を療養所にとじこめて絶滅させる、という
この政策こそが今日のハンセン病問題すべての根源。
この作品を、ひとりでも多くのひとに見てほしい。
★「もういいかい ハンセン病と三つの法律」予告編
★「もういいかい ~ハンセン病と三つの法律~」
<記録映画/2012年/143分> 製作/鵜久森 典妙 監督/高橋 一郎
★上映会スケジュール
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