周南のコンビナート夜景と「第12回ぐるぐる山口の酒」
徳山市、新南陽市、熊毛町、鹿野町が合併し、2003年に誕生した周南市。
中国地方でも屈指の臨海工業地帯を形成している。
海沿いに林立するコンビナート群が、夜になると…
「コンビナート夜景」として近年非常に人気が高まっているのだ。大阪の阪神高速湾岸線などでも独特の夜景を楽しむことができるが、周南の場合は市街地に隣接していて、間近で見られること、アクセスがいい点も人気の秘訣なのだとか。ビュースポットを巡るバスツアーや宿泊パックなども用意され、注目が高まってきている。
★周南コンビナート夜景ツアー
夜景を楽しんだ後…
年2回開催で、年々人気が高まってきている日本酒イベント「ぐるぐる山口の酒」へ。5軒の参加店をぐるぐる回って、それぞれのお店で粋を凝らした料理と地酒を楽しむという、なんとも魅惑的な企画。
最初に行ったのは「津々浦々」。酒は中島屋酒造場の中島屋純米大吟醸、カネナカ、寿純米吟醸・西都の雫の3種。
肴は、銀杏とむかご、秋刀魚の柚庵、栗御飯、馬すじと大根の煮物、焼き松茸のお吸い物。どれも手間暇かけて丁寧に作られた感じで美味だった。
二軒目に行ったのが「食楽処かわ西」。なんとココの酒は「貴」さん。
特別純米ひやおろし、純米吟醸雄町、純米吟醸山廃の3種で、どれも甲乙つけがたい美味しさだった。あえて言えばひやおろしがインパクトが強かったかな。
肴は烏賊の糀焼き、赤ぼやの干物、かめのて、松茸と鱧の土瓶蒸し。どれもシンプルな調理法なのだが、酒飲みにはたまらない逸品揃い。ホヤが干物になるとこんなに美味だとは… イカと糀の組み合わせももう絶品としか言いようがない。ハモも脂がのって本当に美味しかった。このお店、ぜひ再訪したいけど、かなり高そうな…
三軒目は「大衆割烹 山頭火」。じつはタイムオーバーだったのだが、ちょうど帰られる先客が我らの案内人と知り合いで、女将さんに頼み込んで無理をお願いすることに。
酒は「東洋美人」の番地シリーズ、純米吟醸333、純米吟醸372と愛山。
番地シリーズは酒米の栽培地の番地で、いずれも山田錦。愛山は播州産の「愛山」という品種を使用している。どれも東洋美人らしい綺麗ですっきりとした味わいがよかった。
小さなグラスとはいえ、最後のお店はもう閉店間際で「お好きなだけどうぞ」って言ってもらってずいぶんお代わりしたし、がっつり飲んだのだけど、いい酒ばかりで、適度に質の良い肴も口にしているので悪酔いは一切せず、翌朝は早起きして港へ夜明けを見に散歩にでかけたほど。
広島の「西条・酒まつり」も楽しいけど、いい酒といい肴をじっくりと味わえるこのイベント、とてもステキ。今回はモニター参加だったので3軒だけだったのだが、本来はあと2軒。次回はフルで、ぜひ行きたいなぁ。
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コメント
見つけましたよー。ご一緒した東京のライターです。お久しぶりです。美味しかったですよね。今年のベスト飲み歩き間違いなし。来年はいつかなーと自腹でわざわざ行く算段かも。
投稿: あらき | 2012年12月29日 (土) 17:17
わお!あらきさん!
その節は…
楽しい旅でしたねー。
「ぐるぐる」が私もベスト1かも。
来年は自腹で行くかもー。
予定が合えばぜひ♪
投稿: にゃみにゃみ。 | 2012年12月29日 (土) 17:40